D.Gray-man
□すれ違い
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ダメだとわかっているのに、好きな気持ちが止められない。
ラビは私にある程度の壁を作っている。近づきすぎないよう、近づかれすぎないようにと。理由はわからないが、その壁が消えることはなかった。
初めて彼を見たとき、ガラスのように透き通った目が印象的だった。
彼は明るく振る舞っているが、表面上だけだ。
彼は、あまり人に関わらない。
彼の中では、私はどんな存在だろう。
ただの仲間だろうか。それとも、同じ教団にいる人、なんて、そんな程度だろうか。