リクエスト
□たまにやから。続編/さやなな
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私のブレザーをバッと開き、さや姉はYシャツのボタンをひとつずつ外し始める。
「なあ、さや姉?」
「……さやかって呼び。」
「なぁ、さやか?」
「ん?」
さや姉は手を動かしたまま私の目を見る。
「ここ楽屋やけどさぁ…大丈夫かな。」
「うーん…」
さやかはそう言うと楽屋のドアの方に視線を移してそのまま私の上から去って行った。
後を目で追って行くとさやかが楽屋の鍵を閉めたのがわかった。ドアノブを何回かガチャガチャやりながら「これなら大丈夫やろ。」と私に笑顔を向けた。
私も笑顔で応えるとさやかはソファのところまで来て再び私の上に乗る。
そして「あとは山田が声出さなきゃええだけやな。」と意地悪い笑顔で言って最後のボタンを外す。
Yシャツもバッと開かれて私の下着が露わになる。私は思わず顔を横に逸らす。
「菜々、ほんまにかわいい…」
さやかは私の上に寝そべるように顔を近づけてキスをする。
「急に菜々呼びなんやね笑//」
「二人…やから…//」
「ああー、さやかが照れてる!」
「て、照れてへんわっ。」
さやかは顔を真っ赤にしてプイっとそっぽを向く。そんなさやかがたまらなくかわいくて、赤く染まったさやかの顔を手でこちらに向けて私の方からキスをする。
「……//」
「私もさやかのことかわいいと思ってるよ?」
「、」
さやかの顔はますます赤くなる。
「…ほら、また顔赤くなってんで?」
「う、うるさい…、」
慌てたようにさやかは私の下着を上にずらす。
「続けんで…?」
「うん、」
さやかは私の胸をゆっくりと揉み始める。優しく、外側から内側へ。さやかの手に合わせて私の胸は形を変えていく。
「、」
「菜々はほんまにエロいな。」
「…ん、」
優しく揉んでいたと思ったらふいに親指で中心を擦られる。胸の中心は一気にかたく、敏感になる。
「立ってんで、ここ気持ちいいんやろ?」
「ああっ、」
中心を摘ままれて思わず声が出る。廊下に声が漏れないように必死に下唇を噛む。
「ちょっとだけ声我慢しててな?」
「う、んんっ、」
そう言うとさやかは舌先で中心をゆっくりと舐める。体は無意識にビクビクと跳ねて、抑えていたはずの声も外へ出る。
ちゅ、と唇でキスをしたかと思うとそのまま強く吸われ、私の腰が跳ねる。
「気持ちいい?」
「…声、出ちゃう……//」
「んー…わかった。」
なにがわかったん?と思っていると、さやかは私の唇に唇を重ねて声が漏れないように塞いだ。
そのまま左手を私の首の下に入れて持ち上げ、唇をより密着させる。
「、ん…」
二人のキスの音だけが聞こえる。
さやかは右手を下の方へ持っていくとショーツの上から割れ目をすーっとなぞる。
「んんっ、」
唇の間から声が漏れる。
焦らすようにゆっくりと指でなぞられる。そして、一定の速さで移動していた指がふいに蕾を押す。
「ああっ、」
部屋に響きわたるほどの嬌声が出て、さやかは唇を離す。
「どうやっても声出てまうよな…」
「ごめ、」
「菜々の声聞いたら我慢できひんくなったわ……」
さやかは私のショーツを優しく脱がせるとスカートの中に手を入れる。
指を上下に動かして愛液をたっぷりとつけると、私の中に埋める。
「んんっ、」
私はギュッと目をつむる。
「ごめん痛い?」
「…だい、じょぶ…あっ、」
「あとちょっとやから。」
自然と私の足は左右に開き、腰も上がる。
「んあっ…」
さやかの指が入りきって、閉じていた目をゆっくり開ける。目の前にあるさやかの顔がさらに近づいて軽くキスをされる。荒い息はもっと荒くなる。
「好きやで。」
「…私も…」
私に覆いかぶさったさやかがゆっくりと指を動かし始める。
「あっ、あかんっ、」
私は急いでさやかの手を止める。
「どしたん、痛かった?」
「ちゃうねん……これたぶん、あかんくらい声出てまうわ…//」
「……もうええか。」
「え、」
「私も抑えられへんし。」
「…ああっ、あかっん、って…さやかぁっ、んん」
さやかの指が素早く動く。さっきまでとは比べものにならないくらい声が出る。
「めっちゃ気持ち良さそうな顔してんで」
「はあっ、ああん、いやぁっ、」
「かわいい…腰動いてる…笑」
「あかんっ、わらっわんといてぁっ、」
どんどんあそこから蜜が出てくるのか自分でもわかる。それに指の動きに合わせて聞こえてくる恥ずかしい音が加わって、頭が働かなくなる。
「もうキツい?」
「、」
私は必死にうなずく。
「行くで。」
さやかはそう言うと私のスポットを攻めながらものすごいスピードで指を出し入れし始める。
「ああああんっ、あかんっ、んあああ」
「イってええよ。」
「ああああああっ、んんっ…はあ…はあ…はあ…」
さやかの指を締めつけながらイった。イった後も蜜が溢れ出す。
「気持ち良かった?」
「はあ……うんっ、はあ…はあ」
あまりにも気持ち良すぎたもんやから荒い息が収まらない。
「ほんまにエロかわやったで?//」
「さやか…激しすぎんねん…」
「でもむっちゃ感じてたやんかー!」
「、」
「ほんまにかわいい、菜々。」
「…声、大丈夫やったかなぁ…」
「あ、忘れてた…笑」
「さ、さやかあー!//」
後始末をして下着をつけて慌てて廊下を確認する。幸い人はおらんけどさっきまでどうやったかわからへんし…
「もー、さやか許さへん!」
「またフグや。私その顔苦手やねん…」
「なんでよ…」
「ん?かわいいから。」
「もっ、真顔で言うことちゃうやろっ//」
「ほんまにかわいいで?」
「、」
「おいで菜々。」
さやかはソファの上で座って手を広げる。
「…//」
「ほら。」
さやかはほんまにずるい。こうやって笑顔で両手を広げられるだけで私の心はドキッとするんやもん…
さやかの笑顔に負けて私は勢いよく抱きつく。さっき以上にギューっと抱きしめてくれるさやかが大好きで大好きでたまらない…
「好きやで?」
「…私も。//」
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