novel
□1人じゃないよ
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「おチビー。」
「…。」
「おチビちゃん?」
「…。」
「おチビったら!」
「だぁぁぁっ!オレはチビじゃねー!」
たくっ、おチビって呼ぶなって何度言ったらわかるんだよ!
「だって、おチビはおチビだろう?」
頭に手を置くな!
自分が背ぇ高いからってよ…!
「…決めた。」
「ん?」
きっ、とレンを睨みつける。
見上げなきゃならねーのがムカつくけど。
「おチビって呼ばれても返事してやらねぇ!」
「え…?」
ポカンとした顔のレンをそのままに、俺は布団に潜り込んだ。