Strawberry mix
□レクリエーション
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「枕投げは終わりがないからな……そこでだ、今回は玉をつくることにした!」
玉というキーワードに皆一様に不思議そうにした。
「ねえねえ! それってつまり……その人に当たったら勝ちってこと?」
「ああ。そうだ」
「へー…面白そうじゃん! でもどうやって決めるの? チームとか…」
「それはこっちであらかじめ決めてある。もちろん、玉もな」
その言葉に周りが少しざわつくと、跡部は一蹴した。
「おい! 静かにしろ。今からチーム分けを発表する」
静かになったのを確認すると跡部は静にチーム表を読み上げていった。
「チームは全5チーム。12人で構成される。氷帝、青学、立海、ルドルフ。それから四天宝寺は固定だ」
「じゃあ他の学校が変動するってことかいな?」
「ああ。ちなみに六角はルドルフと合同だ。残りの奴らはここにある表のとおりに分かれろ。それから女子マネはこっちに来い」
それを合図に表を見ながらバラけていき、マネージャーらは跡部のところへ向かった。
「で、お前たちはだ。これからくじを引いてもらう」
「くじ…?」
「……私たちが玉ってこと?」
「ああ。そういうことだ。ここは公平にくじできめよーじゃねぇの」
「正々堂々尋常にってか……賛成だね」
「(くじくじくじくじくじ)」
「……瑠璃ちゃんがやらかす確率――」
「いやぁぁぁああああ!! 言わないでぇぇええええええ!!」
「静かにしろっ!! って、またお前か!?」
「は、はいっ! すみません、跡部さん…」
「ッチ、まぁいい。ほら、早く引け」
「は、はい…!」
玉も決まったところで……いよいよ枕投げの始まりです。