novel

□forth
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【某住人の崩壊】

-山田視点-

「第3回!親睦かーい!!と飲みかーい!」

「「「イェーーーイ!!」」」
パパンっ!!

声と共にクラッカーの音が鳴り響く。
第3回親睦会と称して今騒いでいるのは僕の部屋で。
そしてここ(保留荘)に住んでいる人全員がここに集まっている。


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ついさっき。
ハイテンションな定世さん、紫ノ宮さん、アルヴァンスさん、アンドリューさんと定世さんにべったりなJさん、だるそうな一条さん、Jさんに引き摺られたルーカスさんがやって来た。
(本当に引き摺られてた)

「山田くん!親睦会と飲み会するゎよ〜♡」

そうニコニコしながら言う紫ノ宮さん、定世さん、アルヴァンスさんの後ろでは…


「Jさん…もう、逃げませんから…そろそろ、放して頂けますかっ…」

「嘘を吐くな。もう騙されない。定世の誘いを断るなんて許さない…」

「流石に、到着してまで…逃げません、って」

「駄目だ」

何故か息が上がっているルーカスさんと引き摺ってきて疲れているはずが平然としているJさんが言い合っていた。
………紫ノ宮さんたちより断然こっちが目に入る。

「ちょっと?山田くん?」

「あ、あぁ!すみません」

そちらを見ていて紫ノ宮さんたちを完全に無視してしまっていた。
ごめんなさい。
急いで部屋の扉を開けた。
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