ボーカロイド

□からくりピエロ
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時計の針を 追うフリして
俯いては この気持ちごまかす
空を覆う 低い雲が
慣れた街並みと あざ笑ってた

君の心臓の その裏側さえ
届かないまま 永遠信じてた
泣かないでなんて 慰めないでね
分かってるの この想いは
もう手遅れだって

あぁ 笑って 笑って 笑過ごして
あぁ いつも 良い子を演じて
ねえ 君は 君は 何を望むの
素直 素顔 なんて分からない

昨日の笑顔 今日の涙
全て乗せて 地球は回ってる
一瞬だけ 君を見つめ
それでも何も変わらない

瞳を閉じれば 浮かぶ景色さえ
かき消されて また君を好きになる
戻れたらなんて 思うわけないよ
その笑顔も その仕草も
全て覚えているから

あぁ 失って 失って 残ったものは
もう 何も 何も 何もないから
ねぇ 君が 最後 ねだったものは
もう 僕が 既に 捨ててしまった

あぁ 欲しい 欲しい 欲しいものなら
何でも あげられるのに
あぁ なのに なのに なのに一つだけ
君は望んだ 僕にないもの

あぁ 飾って 飾って 飾っているうちに
あぁ 何処か 無くした ココロ
そう 君は 僕のたった一人の
愛すべき人なのに もう
届かないんだ


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