愛と欲望の地球侵略
□極悪! 迷惑!
2ページ/4ページ
暫くは返事が無かったが突然ケロロ達の
所へ転送された。
夏美「どうやら観念したみたいね。
さっ! 何を企んでるのか、じ〜っくり
説明して貰おうじゃないの」
ケロロ「…怒らない?」
夏美「場合に依り」
ケロロの指示でONにされるモニター、
そこに映し出されたのは綺麗な海。
ズームバックすると陸地が見え、それは
軈て球体になった。
モニターの中には夏美達も住んでいる、
青く美しい地球。
夏美「何よこれェェェ!!(汗」
ケロロ「あのぉ…
ペコポン作ってました! テヘッ☆」
冬樹「これ、本物?(汗」
クルル「超々縮小版の…
レプリカペコポンだ」
1「すっご〜い!✨」
冬樹「海も陸もある… (汗」
夏美「……まさか…
こんな物作ってたなんて… (汗」
クルル「クックック〜行ってみるかい?
出来立てホヤホヤのペコポンによォ」
夏美「行けるの!?」
クルル「オフコース!」
冬樹「行きたい、行きたい!!✨」
1「私も行く〜!」
クルルの案内の下、ピンク色の半透明な
球体でレプリカの地球へ送られた三人。
少し後から、ケロロ達もレプリカ地球に
やって来る。
ケロロ「おぉ〜!✨
これは見事な出来栄えであります!」
モア「…現在、直径約1.5q……小型
隕石級に成長しています。
っていうか、日進月歩?」
冬樹「一体どうやって…
こんな物、作ったの?」
クルル「…クック〜、まあ簡単な仕掛け
だぜェ。
……まずは小型の重力核をロケット弾で
空中に設置。
高度を固定したら、本物のペコポンから
バレない程度に元素成分を拝借するって
寸法だ。
後はバランス良く元素を組み合わせれば
あっという間にレプリカペコポンの出来
上がりって訳さァ」
冬樹「す、凄〜い!✨」
夏美「感心してどうすんのよ!?
……兎に角、自分達だけリゾート作って
楽しもうったってそうはいかないわよ」
ケロロ「Σゲロ!?」
1「でも、夏姉…」
夏美「良いの、良いの!
アンタ等の所為で泳げなかったんだし?
プールの代わりに使わせて貰うからね」
ケロロ「そ、そりはちょっと…(汗」
夏美「何か文句あんの?」
ケロロ「いえ……別に…」
夏美「フフ〜ン♪ そうと決まったら!
彩花も一緒に泳ぎましょ!」
1「ん〜私は浜辺で遊んでるよ。
折角の海だし」
夏美「そっか…
小雪ちゃんとママも誘おっと♪」
夏美が携帯で小雪と秋に電話し始めると
彩花は彼女から離れ、ケロロの所へ歩み
寄って行く。
1「ケロロ君、無理言って御免ね?
本当は駄目だったんでしょ?」
ケロロ「だ、大丈夫でありますよ。
ねっ! ク〜ルル!」
クルル「ク〜ックックッ、知〜らね」
ケロロ「ほら、クルルも大丈夫って!
心配無用であります、彩花殿!」
1「……そっか、なら良いんだけど…
何かあったら言ってね?
手伝える事は協力するから」
ケロロ「有り難うであります」