ライラット恋物語

□アパロイド来襲
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ライラット系の宙域を移動する、4機の
ウルフェン。
スターウルフは依頼の報酬を受け取る為
惑星ジャンクに足を運んでいた、現在は
その帰りである。
惑星ジャンクは、ライラット系の辺境に
位置する惑星で闇市や酒場が雑然と立ち
並ぶ無法地帯。
環境も非常に劣悪で喧嘩や犯罪など日常
茶飯事、酒と煙草と血の匂いが充満して
いるような場所だ。

1《あ゙〜まだ鼻ヒリヒリする…!
この匂いだけは本真に慣れん!》

パ《俺も此処の悪臭は好きじゃないな、
野郎共の匂いで鼻が曲がりそうだ》

1《然も服に匂い付くんよなぁ、これが
敵わんねん。
コロニー帰ったら風呂に直行やな》

レ《私も入る》

1《え〜今日は勘弁してや。
レオンさん絶対、変な事するもん》

パ《ちょっと待って何の話?
Σいつも風呂場で襲ってんの!?(汗》

レ《そうだが、何か問題でも?
好いている女と共に風呂に入って、手を
出さん方が可笑しかろう》

パ《いや…分かるよ、俺も同じ男として
その気持ちは理解出来る。
だが、場所を考えろ! TPO!(汗》

レ《自室の風呂場で何をしようと私達の
自由だろう》

ウ《嗚呼、成る程な。
大体の察しは付いてたけどよ、お前って
本当ブレねェな。
つぅか、仮にも女の父親が聞いてんのに
んな会話すんじゃねェ》

レ《始終、チラチラと私の方を見ながら
恥じらう様が実に愛らしくてな。
つい、悪さをしたくなってしまうのだ》

ウ《おい、無視かテメェ》

1《もうっ! レオンさん、ストップ!
恥ずいから、何も言わんといて! ///》

パ《思ったんだけど、二人って同じ部屋
使ってんの?》

ウ《ああ、昔は別々だったがな。
付き合い始めた時に、レオンが部屋の壁
ぶち抜いて広くしたんだよ》

その時だった、ウルフェンの通信回線に
サルガッソーからの緊急通信が届いた。
ウルフが回線を開いて受信すると猿達の
慌ただしい声が聞こえる。

《お、親分!! 繋がって良かった!
もう大変なんすよ!(汗》

ウ《良いから説明しろ、何があった》

《敵襲っす!
コロニー内は、ほぼ制圧されちまってて
手も足も出ません!》

ウ《あ゙ァ!? 何処の、どいつだ!》

《スターフォックスです!》

ウ《…!! チッ、俺達が戻るまで何と
してでも死守しろ!》

《りょ、了解っす!》

ウ《狐が…! 人様の留守中に、舐めた
真似しやがって!》

1《狐さん等、何しに来たんやろ?》

ウ《知るか! 兎に角、至急コロニーに
帰還だ! 飛ばすぞ、野郎共!!》

ウルフを筆頭にハイパードライブを起動
させ、四人は最速でサルガッソーに帰還
するのだった。
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