ライラット恋物語

□再会の地
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グレートフォックスに戻ったフォックス
チーム、そして目的の為に一時共闘する
事となったウルフチームも彼等に同行。
そして、ペパー将軍との通信で明らかに
なったのはアパロイドマザーの存在。
アパロイド本星には、『マザー』という
本体が存在し全アパロイドの意思統率を
行っている。
その本体であるマザーを倒さない限り、
アパロイドは無限に増殖するらしい。

1「はい! 将軍様、質問!
マザーを倒したら侵食された機械や人は
どないなるんですか?」

ペパ《マザーさえ倒せば全アパロイドが
停止し、全てが解放される。
…だからこそ、一刻も早く本星の位置を
特定してマザーを討たねばならん》

フォ「分かりました。
すぐに届けま…」

ク「フォックス! 惑星サウリアからの
SOSを感じるわ」

フォ「サウリア? トリッキー達か!」

ク「分からない…
けど、悲痛な叫びを感じる」

パ・1「サウリア?」

ク「様々な種族の恐竜達が住んでいる、
独自の文化を持った星よ」

ス「フォックスとクリスタルが出会った
場所でもあるよね!」

フォ「ウルフ、すまないが寄り道させて
くれないか?
サウリアの恐竜達が心配だ」

ウ「おいおい、何で俺様達がテメェ等の
都合に合わせなきゃならねェんだ」

レ「全くだ、詰まらん情に流されるなど
愚の骨頂」

フォ「そこを何とか! 頼むっ!」

パ「旦那達、困ってる御嬢さんにそれは
あんまりじゃないか?」

ウ「知らねェな、こちとら手ェ貸すのも
不本意なんだ。
こいつ等の事情に付き合ってられっか」

フォックスはウルフ達に必死に頼むが、
彼等は首を縦に振ろうとしない。

ク「こうしている間にもサウリアが…!
一体、どうしたら…(汗」

1「クリスタル、此処は任せて。
ウチ、レオンさんに協力して貰えるよう
頼んでみる」

ク「すんなり聞いてくれるかしら?」

1「大丈夫やって、多分。
レオンさん、ああ見えて優しいから!」

彩花はクリスタルから離れるとレオンの
元へ向かい、彼の服を引っ張って注意を
引く。

1「なあなあ、レオンさん」

レ「…何だ」

1「クリスタルが困っとる、力になって
あげたいねん。
御願いや、協力したって?」

レ「……」

レオンは暫し彩花を見詰めた後、未だに
口論しているウルフの所へ歩いて行くと
彼の肩にポンと手を置いた。

レ「ウルフ、何をしている。
さっさと行くぞ」

ウ「そうだな、狐共の所為で無駄な時間
過ごしたぜ。
早いとこ、コロニーに帰っ」

レ「惑星サウリアのゴミ虫共を潰しに」

ウ「……は…Σはァァァ!!?」

ファ「変わり身早ェな、おい(汗」

ウ「お前、さっきまで明らか俺様サイド
だっただろうが!(汗」

レ「無論、坊や達の私情に付き合う気は
更々無い。
可愛い彩花の頼みだ、さあ行くぞ」

ウ「〜ッ、だァァァ!! 分かったよ!
行きゃ良いんだろ!? 行きゃ!
レオン、お前! 後で覚えてろよ!?」

ペ「話は纏まったようじゃな。
至急、惑星サウリアに向かうぞ!」
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