ライラット恋物語

□決着は今!
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ベース裏のファクトリーを破壊し終えた
フォックス達は、地上に居た四人と合流
して本星内部へ突入しようとしていた。

フォ《全員、準備は良いな?
これより、本星内部に突入する!》

ファ《愈々だな…!》

レ《どうした震えているぞ、ファルコ》

ファ《煩ェ、武者震いだ!》

ス《心配しなくても大丈夫だよ!
今回は、スターウルフも居るからね!》

ペ《皆、頑張ってくれ!》

ク《…!! ちょっと待って!》

フォ《どうした、クリスタル!?(汗》

何か異変に気付き、アーウィンを急発進
させたクリスタル。
彼女の行動に男衆が出遅れる中、彩花は
ブースト全開で後を追う。
前方を確認すると、内部へ続く入り口が
シールドで塞がれようとしていた。
塞がり掛けた隙間から特急で突っ込んだ
二人は、クラッシュする事無く内部へと
進入出来た。
しかし後ろでは、シールドの向こう側で
6機のアーウィンとウルフェンが左右に
分かれ戻って行く。

ウ《チッ、間に合わなかったか…》

ファ《ぶっ壊して進めねェのか!?》

ス《エネルギーを弾くシールドだ!
ブラスターじゃ歯が立たないよ!》

1《えっ、嘘やろ…?
もしかして通れたん、ウチ等だけ!?》

ク《Σそ、そんな…!(汗》

想定外の事態で動揺するクリスタルに、
フォックスが通信機越しに冷静な声音で
語り掛ける。

フォ《クリスタル、今アーウィンに自滅
プログラムを転送した。
お前達は先に行っててくれ》

ク《…えっ(汗》

フォ《もし、マザーに対策を取られたら
全て無駄になってしまう。
そうなる前に先へ進んでくれないか?》

ク《……》

1《クリスタル、狐さんの言う通りや。
ウチ等だけでも先に行こ?》

ク《……そうね、先へ進みましょう》

フォ《このシールドを破壊したら、すぐ
追い掛ける。
無理はしないでくれよ》

ク《…分かったわ》

1《よっしゃ、頑張るで!
クリスタルを害する敵は、ウチがボムで
蹴散らしたる!》

ク《フフッ、そうね。
頼りにしてるわ、彩花ちゃん》

レ《……彩花》

1《何? レオンさん》

レ《狐女を守るのは構わん、だが絶対に
無茶はするな》

1《分かっとるって、レオンさん!
『絶対に死なへん』って、パパとも約束
したんやから!》

レ《分かっているなら良い》

ク《彩花ちゃん、行きましょう!》

1《了解や、御姉様!
んじゃ、行って来ま〜す!》
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