愛と欲望の地球侵略

□1年B組ケロ八先生
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それは吉祥学園の1年B組で起こった、
不思議な1日。
冬樹や桃華が通う1年B組に教師として
現れたケロ野ケロ八こと、ケロロ。
因みに本物の担任である山田先生は謎の
御婆さん(クルル)に歩かされ、足止め
されている。
クルルが開発した、特殊な音波を発する
チョークで生徒達を納得させ生徒として
潜入した桜のタママとギロロの力も借り
テストを開始するケロロ。

月神「先生」

ケロロ「ん〜? どうした?」

月神「ウンモ星人とか……リトルグレイ
だとか…
宇宙人などという、この世に存在しない
物を問題に出して…
何の意味があると言うのでしょうか?」

N〘彼女の名は月神散世。
嘗て軍曹達をスクープしようと日向家へ
不法侵入して、酷い目に遭った吉祥学園
新聞部の紅一点。
冬樹君達と同じクラスだったんですね〙

ケロロ「何ば言うとっとかァ!?」

月神「え?」

ケロロ「いっか〜?
無限に広がる大宇宙、そこには幾つもの
銀河が! 星雲が!
…そして、数え切れない程の惑星が存在
する! そこに生命が誕生する確率は、
計り知れない!
だから宇宙人は居るの!
本当に居るの!!」

月神「……確かな証拠も無い事を生徒に
教えるのは大いに問題ありと思われるの
ですが、その辺りの御意見を」

ケロロ「証拠? ええい!
そこまで言うのなら!」

タママ「(軍曹さん、まさか!(汗)

ギロロ「(バラすつもりか!?)

ケロロ「先生と一緒に、宇宙人について
基礎から勉強しよう!」

ズコッ

ケロロがペコポン人スーツを脱ぎ自分の
正体を明かすのではと焦った、タママと
ギロロ。
しかし彼の口から出た斜め上の言葉に、
二人はずっこけた。

コンコン…

ケロロ「ゲロ? はいは〜い。
入って来給え」

ガラッ

1「失礼しま〜す…あれ?」

ケロロ「Σゲロ…!?」

一難去ってまた一難、クラスが違う筈の
彩花がB組に訪ねて来た。
チョークの電波を使って誤魔化したいが
何を書けば良いのか分からないケロロの
背中に嫌な汗が伝う。

1「何してるの? ケロ…」

タママ「オラァ! そこの可愛子ちゃん
ちょっと面貸せやですぅ!!(汗」

ビュンッ!!

ケロロの名を言おうとした彩花は、風の
ように駆けて来たタママに廊下の端へと
連れ去られた。

1「あ、タママ君だ!
さっきギロロ君も居たよね、今日は何の
作戦なの?」

タママ「ちょっと事情がありまして…
侵略作戦じゃないんですよぉ」

1「事情?」

タママ「今日中に、本部へ提出しなきゃ
いけない調査レポートがあるんですぅ。
この事なっちーには呉々も内密に…」

1「うん分かった、秘密にしてるね」

タママ「有り難うですぅ!
所で、彩花っちは?」

1「学年便りが1枚足りなくて、分けて
貰おうと思ったの。
でも、無理そうだから他のクラス行って
来るよ。
じゃあまたね、タママ君。
調査レポート頑張ってね☆」

タママ「は〜い、またね〜ですぅ♪」
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