愛と欲望の地球侵略

□日向家大改造!
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ジリジリと暑い真夏の、ある日。
自室で夏休みの宿題を黙々と進めていた
彩花、するとクルルから1通のメールが
届いた。
内容は『日向家をリフォームしたから、
見に来ないか?』という物。
面白そうな事を察知した彼女は机の上を
片付け、急いで階段を駆け下りる。

1「御母さん、夏姉達ん家行って来る!
行って来ま〜す☆」

楓「行ってらっしゃ〜い♪」

外へ出てみると、日向家前に日向姉弟と
サブローの姿を発見。

1「夏姉〜! 冬く〜ん!
サブローさ〜ん!」

夏美「…!! 彩花!」

1「クルル君からメール貰ったんだけど
リフォームしたって本当?」

サブロー「彩花ちゃんも貰ったんだね。
実は俺もなんだ」

1「でも、見た目は変わってないね。
中だけなのかな?」

四人で家の中へ入ってみると、そこには
とても長い天高く階段が続いていた。

夏美「な、何よこれ〜!?(汗」

1「なっが〜い! たっか〜い!✨」

サブロー「こりゃ凄いや」

夏美「さては、ボケガエルの仕業ね!」

サブロー「あっ、夏美ちゃん!」

ケロロの所へ向かおうと階段を駆け登る
夏美、しかしその途中で何かに激突して
しまった。

サブロー「それ壁に描かれた絵だよ…
って、言っても遅いか(苦笑」

1「騙し絵だったんだね、凄いリアル!
夏姉〜! 大丈夫〜!?」

ケロロ「これは皆さん御揃いで!
御帰りなさいであります!」

声がした方に振り返ると、大工服を着た
ケロロが立っていた。

夏美「ボケガエル! こんな悪戯して、
一体どういうつもりよ!!(怒」

ケロロ「夏美殿達が夢見たリフォームを
実現させたのでありますよ!」

夏美「これの何処がリフォームよ!
家の中に入れないじゃない!(怒」

ケロロ「ノッノッノッノッ…
それがこっちの、狙いっすよ旦那ァ。
玄関を開けても家の中には入れない…
これぞ、究極の防犯対策であります!」

冬樹「じゃあ住んでる僕達はどうやって
家に入るの?」

サブロー「……これかな?」

サブローが近くに置かれた花瓶を回すと
壁がどんでん返しになっており、裏側で
スタンバイしていたモアが出迎える。

モア「いらっしゃいませ〜っていうか、
千客万来?」

1「モアちゃん、こんにちは☆」

モア「こんにちは、彩花さん。
っていうか、挨拶大事?」

ケロロ「では、夢と感動の匠の世界へ!
皆様を御案内するであります」
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