愛と欲望の地球侵略

□タママが結婚!?
1ページ/2ページ

モアの活躍に因り、何とか逮捕を免れた
ケロロ達。
数日後、彩花はいつものように日向家へ
遊びに来た。
インターホンを鳴らして家の中に入れて
貰うと、知らないケロン人がリビングを
掃除していた。
当番である筈のケロロは寝転がりながら
掃除を指導し、その様子を眺めるだけの
夏美達。

1「御邪魔しま〜す!
あれ? 皆、何してるの?」

夏美「あ、いらっしゃい彩花」

?「誰っすか? このペコポン人」

1「初めまして、輝星彩花だよ☆
夏姉達の従姉妹なの、宜しくね!」

タルル「オイラはタルル、タママ師匠の
一番弟子っす!」

N〘彼の名はタルル、タママの弟子だが
有る事無い事を吹き込まれ地球や周囲の
人間に対する知識が偏っている〙

1「タママ君の御弟子さんなんだ!✨
じゃあ、タルル君もビーム撃てるの?」

タルル「ええ、まあ一応…
技名も決めてないし、まだ師匠には遠く
及ばないっすけど(苦笑」

1「それでも凄いよ!
流石は、一番弟子だね!(微笑」

タルル「ど、どうもっす… //」

ケロロ「そうそう!
四角い所は丸く掃けであります!」

タルル「流石は、ケロロ隊長〜!
掃除の指導も、一流っすねぇ!✨」

夏美「…ボケガエルったら、自分の仕事
ちゃっかり押し付けちゃって!」

冬樹「まあ良いじゃない。
タママ、おめでとう」

タママ「えぇっ!?(汗」

夏美「七夕の願い事、叶っちゃったね」

モア「っていうか、大願成就?」

1「『おめでとう』って、何が?」

タママ「彩花っち、実は…」

タルル「あ、オイラから説明するっす。
あいつカララっていって、タママ師匠の
御嫁さんになるんっすよ!」

タママ「あの、だからそれは誤解で…」

1「タママ君、結婚するの!?
おめでと〜!! 何か御土産とか持って
来れば良かったね!
粉ミルクで良いかな?」

タママ「気が早ェし、話を聞けや!
こん畜生ォ!!(怒」

ケロロ「良かったでありますなぁ!
タママ二等!
実に、めでたいであります!」

タママ「Σガーン!!
(はわぁ、軍曹さんが遠くへ行っちゃう
ですぅ…(泣)


大好きなケロロからも笑顔で祝われて、
ショックを受けるタママ。
何としてもカララに嫌われねばと行動を
起こす。

タママ「うがァ!! 僕は掃除も洗濯も
御飯の支度も、一切手伝わないですぅ!
…靴なんかこうですしぃ! トイレット
ペーパーなんてこんなですぅ!
徹底的に威張り倒してやるですぅ!
タ〜マタマタマタマタマタマ!!」

タママは塵箱を引っ繰り返して、ゴミを
増やして行った。
更に靴箱から靴を大量に出して荒らし、
トイレットペーパーを無駄に引っ張って
滅茶苦茶にする。
そして『亭主関白気取りをする』と宣言
して、仁王立ちで高笑い。
彩花はタルルの肩に手を乗せて、『真似
しちゃ駄目だよ』と言っておいた。

カララ「流石や、ダーリン!」

タママ「…え?(汗」

カララ「それでこそ…
亭主というもんやで!」

タママ「Σえぇっ!?(汗」

N〘好感度、更にアーップ!〙

しかし、カララは全く動じなかった。
逆に好感度を上げる事となって、完全に
計算が狂ったタママは驚きを隠せない。

カララ「家の中の事は、ぜ〜んぶワイに
任せてぇな!」

夏美・冬樹・モア「わあ…!」

1「専業主婦の鑑だね! 格好良いよ、
カララちゃん!
っていうか、細腕繁盛記?」

タママ「タマ… (汗」

ケロロ「いやぁ〜よく出来た御嫁さんで
あります!
なっ? タママ二等!」

タママ「Σガーン!!
(……軍曹さんが…益々、遠退いて行く
ですぅ(泣)

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ