愛と欲望の地球侵略

□556死す!?
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秋も深まり紅葉や銀杏が山を彩る季節。
そこにポツンと建てられた西澤グループ
所有の旅館には、日向家やケロロ小隊を
始め綺羅星家や小雪達の姿。
本当は桃華が冬樹と二人きりでラブラブ
温泉旅行をする筈だったのだが、いつの
間にか話が広がり大所帯になったのだ。

秋「わあ、素敵な温泉旅館じゃない!」

夏美「…流石は、西澤ピーチグループの
旅館ねぇ!」

冬樹「ママと松葉さんも一緒に来られて
良かったよね!」

零「未消化だった有給休暇を、使わせて
貰ったんだ。
久々の休みだから楽しまないとな!」

秋「私は吉崎先生が、原稿を早く上げて
くれたから。
さあ! 久し振りに、のんびりと羽根を
伸ばすぞ〜!」

ケロロ「我が輩達も、日頃の侵略活動の
激務から解放され…
温泉でのんびりと羽根を伸ばすとするで
あります!」

ギロロ「な〜にが激務だっ!! お前は
いつでも何処でも、羽根を伸ばしっ放し
だろうが!」

ケロロ「何だよっ!! そう言うアンタ
だって…
毎日、庭で銃磨いてるだけじゃん!」

ギロロ「ぬわんだとォ!?(怒」

ドロロ「まあまあ二人共、こんな所まで
来て喧嘩は良くないで御座る!(汗」

モア「っていうか、五十歩百歩?」

桃華「(つぅか、誘ったのは冬樹君だけ
だったのによ…何で急にゾロゾロ着いて
来やがったんだよ(怒)


冬樹「西澤さん」

桃華「…!!」

冬樹「招待してくれて本当に有り難う」

桃華「いえ、喜んで頂けて何よりです」

作戦が台無しになり裏の人格が覗く桃華
だったが、冬樹に礼を言われると人格を
直し笑顔で応対した。

?「ハーッハッハッハッ!」

ケロロ「Σゲロ!? この声は…!」

?「どーうっ!」

謎の声に一行が周囲を見回すと声の主は
大きく跳躍し、華麗に着地した。

556「いらっ! しゃいませっ!
どーうっ!!」

N〘彼は宇宙探偵556!
刑事を目指していたが試験に落ち、尚も
夢を追い続ける軍曹の良きライバルだ〙

ラビー「すみません…!
兄が暑苦しくてすみません…!」

N〘そして隣に居るのは妹のラビー!
数多くのアルバイトを熟しながら、兄の
夢を支えている兄思いな優しい子〙

秋「良いのよ。
冬も近いし今の季節に丁度良いわよね!
ねっ、皆!」

1「うんうんっ! 元気な証拠だよ☆」

青い法被を羽織り登場した二人、今回は
中居のアルバイトをしているらしい。

556「ハーッハッハッハッハッ!!
ケロロ、今日は宇宙探偵と侵略者という
御互いの立場を忘れ命懸けで御持て成し
するからな!」

ラビー「兄も張り切ってます…!
どうぞ宜しく御願いします!」

556「ハーッハッハッハッハッ!!」

N〘…この時、一同の胸に一抹の不安が
過った。
しかしそれは後に起こる世にも恐ろしい
事件の前奏曲に過ぎなかったのである〙
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