愛と欲望の地球侵略
□転校と友達
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そして後日、休みの日に日向家へ遊びに
来た桃華と彩花。
夏美や冬樹と一緒に談笑している最中、
けたたましい音が廊下から響き渡る。
カンカンカンカンカンッ!!!
ケロロ「逃がさんぞ!
宇宙お好み焼きFX〜!!」
タママ「観念しやがれですぅ!!」
蟹や烏賊のような足を生やし虫のように
動き回る、お好み焼きのような生物。
フライパンを御玉で掻き鳴らしながら、
それを追い掛けるケロロとタママ。
宇宙お好み焼きFXは止まる気配が無く
勢いそのまま、リビングに突っ込む。
そして夏美達に襲い掛かろうとした瞬間
桃華の髪の一部が、角の如く逆立った。
桃華「またテメェか粉もん野郎!!
話の邪魔すんじゃねェ!!(怒」
バコォーンッ!!
先程までの淑やかな雰囲気から一変して
荒々しい言葉遣いになった桃華。
拳を繰り出して、宇宙お好み焼きFXを
1発KOした。
桃華「ゼェ、ゼェ…!
Σハッ!! 嫌だわ、私ったら… //」
N〘説明しよう!
西澤桃華には、普段の彼女とは正反対な
もう一つの人格が存在し感情が高ぶると
裏桃華になってしまうのだ!〙
1「すっごいね、桃華ちゃん!
格好良かった!✨」
桃華「それ程でも、ありませんわ… ///」
ケロロ「助かったであります桃華殿!
御話の邪魔をしてしまい、申し訳ないで
あります」
タママ「桃っち、御免なさいですぅ…」
桃華「ウフフ、気にしないで(微笑」
ピクッ
1「(…!! 殺気…!?)
桃華ちゃん、伏せて!」
桃華「えっ…Σキャアッ!」
ガシッ!
息を吹き返した宇宙お好み焼きFXは、
再び桃華に襲い掛かるが気配を察知した
彩花に足を掴まれ捕獲された。
1「わあ凄い、本当にお好み焼きだ!
ケロロ君、これって食べれるの?」
ケロロ「ゲロッ、勿論であります!
宇宙で人気のB級グルメでありますよ」
1「宇宙で人気のB級グルメ!?
面白そう! 私、食べたい!✨」
ケロロ「では皆で食べるであります。
夏美殿、御皿の準備を!」
夏美「はいはい、分かったわよ」