愛と欲望の地球侵略

□日向家のプール開き
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十数分後、彩花は楓を連れて日向家へと
戻って来た。
彩花は首の後ろをリボンのように結んだ
オレンジ色でワンピースタイプの水着、
楓は白いビキニを着ている。

1「御待たせ〜☆
わっ、冬君が泳いでる!」

冬樹「見てよ、彩花ちゃん!
僕も、泳げてるよ!」

1「うん、凄いね冬君!
それじゃあ私も、ダ〜イブ☆」

ザバァ!

楓「御邪魔するわねぇ♪」

ザバァ!

彩花と楓も軽く準備運動をしてから水の
中へ飛び込んだ。

楓「あら、本当に息が出来るのねぇ」

ケロロ「ゲロゲロ! 我が、ケロン人の
高度な科学力があればこそであります」

楓「科学の力って凄いわぁ♪」

夏美「そこは認めるしか無いわね」

ケロロ「然もスイッチ一つで、元通りに
出来るので至れり尽くせり!
…だから夏美殿ぉ、明日の我が輩の掃除
当番をねぇ〜?」

夏美「それとこれとは話が別」

ケロロ「……(泣」

楓「あらあら…
厳しいのねぇ、なっちゃん(苦笑」

夏美「ボケガエルを甘やかすと碌な事に
ならないんですからっ」

楓「ウフフ、悪戯好きなのね(微笑)
でも楽しい思いさせてくれてるんだから
少し考えてあげても良いんじゃない?」

夏美「ん〜それは、そうですけど…」

ケロロ「(ゲロゲロゲロ…!
…というのは表向きの話、精々今の内に
楽しんでおくが良いであります!
ゲロゲロリ!(ニヤッ)


その後、日向家に来た桃華と小雪も屋内
遊泳に参加。
『水中訓練』と聞かされていたギロロは
パワードスーツ姿で登場したが、上手く
動く事が出来ず躓いて転んでしまった。

ケロロ「ギロロ何やってんの〜?
もっと頭を使わなきゃ、我が輩は扇風機
スクーターで快適であります!」

グイッ!

ケロロ「Σギャァァァ!!」

扇風機をスクリューのように使って遊ぶ
ケロロだったが、コードの長さが限界に
達して扇風機は急停止。
ケロロ本人だけが勢いそのままに飛んで
行った。
そんな彼を優しく受け止めたモア、いつ
着替えたのか人魚のような衣装を纏って
いる。

モア「矢張り水中では、これですよね!
っていうか、環境適用?」

1「わあ、人魚みたい!✨
モアちゃん可愛い♡」

モア「有り難う御座います♪
っていうか、感謝感激?」

すると、そこへ聞き慣れたエンジン音が
聞こえて来る。
秋が仕事から帰って来たのだ。

秋「あら? 随分と賑やかね。
Σッ!?」

ケロロ「ややっ、これはママ殿!
御早い御帰りで!」

秋「ケロちゃん!
これは、一体どういう事なの!?」

ケロロ「Σゲロォ!? あわわ…!
御免なさい!
すぐ元に戻すであります!(汗」

秋「駄目でしょ!
こ〜んな面白そうな事もっと早く教えて
くれなきゃ!」

ケロロ「…ゲロ?(汗」

楓「ウフフ、姉さんらしいわねぇ♪」

秋「かえちゃんも来てたのね!
もうっ、抜け駆けなんてズルいわ!」

楓「御免なさいねぇ?(苦笑)
御仕事の邪魔しちゃ悪いと思って…」
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