モンスターハンター4
□「ハンター始めました。」
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「へぇ…ここが「バルバレ」かぁ…」
大きな街として有名なバルバレ。
買い物客や観光客、更にはハンターも多く集まるこの場所に彼「洸夜」はやって来た。
「しっかし驚いたよなぁ…ここにくる前にいきなり「ダレン・モーラン」に会うとはなぁ…」
洸夜がバルバレに向かう為に乗り込んだ船にダレン・モーランが現れ、皆で撃退させたのがつい先程のことだった。
「あいつ…元気かなぁ」
ここまで苦労して来たのには理由があった。
それは、数ヵ月前に故郷を出て行った仲間からの手紙だった。
【久しぶりね。元気かしら?
今私はバルバレでハンターをやっているの。
いろんなモンスターに出会えて楽しい日々を送っているわ。
それでだけど、あなたバルバレに来ない?
今、色んな場所でハンター不足なの。
元気過ぎるあなたにはちょうどいいんじゃないかしら?
バルバレで待ってるわ。音華より】
「…行くとも言ってないのに決めつけてるのがあいつらしいや…」
貰った手紙を見てため息を吐く。
先程船に一緒にいた男はキャラバンの団長だとか言って、なんだかんだほぼ強引にキャラバンに入ることになった。
まぁ、目当てであったハンターになれるからよしとして…
「一体あいつはどこにいるんだ?」
洸夜を呼び出した張本人である音華の姿が見当たらない…。
仕方ないので、そこらの店にいた男に話を聞いてみた。
「なぁ!ここらで音華っていう女の子見なかったか?」
「音華…?あぁ!知ってるよ?
確か…先日次の街へ行くんだと言っていたなぁ。」
「おいおい…まぁ…ありがとう」
若干ひきつった顔で店の男に礼を言った洸夜。
「なんだよ…「バルバレで待ってるわ」なんて言っておきながら、結局いねぇじゃん…」
まぁ、あいつに振り回されるのはよくあることだなと頭をガシガシと乱暴に掻き、洸夜は自分のハンター生活へと一歩踏み出した。
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