DB短編2
□望まぬ最強〜番外編〜
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「ふわぁ〜退屈だなぁ〜」
ビルスは大きなあくびをした。
「おやおや、では、どこか別の星を見に行きますか?」
「ん〜…」
ビルスは少し考えてからニヤリと笑った。
その笑みにウイスは嫌な予感がすると顔をしかめる。
「いいこと思いついた!」
「はぁ…で、なんです?」
嫌々ウイスはビルスに聞いてみた。
ビルスはウイスの顔を見て笑う。
【第6宇宙へ行こう!!】
「はい!?!?」
ウイスは驚いて声が裏返った。
「だから第6宇宙に行くぞ!あいつと最近会ってないし、久々に戦いたいしな!」
「それは随分急な……では、今リーナさんに連絡を…」
杖を取り出したウイスにビルスは口を挟んだ。
「いや!連絡するな!突然行ってあいつの驚く顔が見たい。」
ビルスは名無しさんとリーナの驚く顔を想像してニヤニヤと笑う。
「無礼な感じで少々気は進みませんが……」
だが、名無しさんに会いたいのはウイスも同じ。
以前気持ちの整理がつくまで待ってと言われて以降会っていない。
「仕方ありませんねぇ。」
「よし!早速行くぞ!」
ビルスはウイスの背中に回り、ピトッと触れた。
「それでは参りますよ?」
ウイスは杖で地面をコンコンと叩く。
すると地面から光の渦が起きて二人を包み、そのまま飛んでいった。
‥