DB短編
□実は強い……?
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破壊神ビルスとスーパーサイヤ人神(ゴット)の戦いから数ヵ月……
ビルスがいる星に悟空とべジータの二人がウイスと修業していた。
一方名無しさんは危ないからと屋敷で一人のんびりと紅茶を飲んでいた。
『はぁ…男って本当戦うの好きよね…』
たまにここまで叫び声が聞こえる時があり、最初はハラハラしていたが、ウイスは「特に気にしなくて大丈夫です。」と言われているので今では気にならなくなった。
悟空とべジータのことはウイスから話は聞いているが、実際に会った事はない。
会っても何を話すこともないからだ。
ふと窓から外を見ると、ウイスが屋敷に向かってくる姿が見えた。
ウイスの姿を捕らえた名無しさんはすぐにウイスの元に向かった。
『お帰りなさい、ウイス様!』
「ただいま…と言いたいところですが…これを温めにきただけですよ。」
ウイスが手に持っていたのは、悟空が「チキュウ」から持ってきた「ピザ」という食べ物だ。
悟空とべジータは、「チキュウ」の食べ物を持ってくるという条件でウイスに修業を頼んだのだ。
『なら、私が温めて持っていきますよ?暇ですし…』
「では、お願いしますかねぇ。」
『他に何か必要ですか?』
「では飲み物も一緒にお願いしますよ?」
『はい!分かりました。』
ピザを受け取った名無しさんはパタパタとキッチンへ走っていった。
『……んと…これで…全部かな?』
ウイスに言われた物を全て揃え、準備する名無しさん。
一様悟空とべジータには初めて会うかもしれないので、身だしなみも整えた。
『さて!出発しますか!』
そして名無しさんは意気揚々と屋敷を出ていった。