DB短編
□(祝)100人突破記念
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『はぁ〜。』
名無しさんは自室のベッドにダイブした。
『進展しないよぉ〜。』
クッションを抱きしめ、何回目か分からないため息をしていた。
『(別に今の状況に退屈してるわけじゃないし…むしろ幸せだし…でも刺激が欲しいっていうか…)』
一人布団でごろごろしていた名無しさんは、突然むくっと起き上がって…
『そうだ!聞いてみよう!』
と思い立ち、部屋を出た。
「んで、なんで僕のところなんだい?」
『ビルス様ならウイス様のことよく知ってるだろうと思って…。』
名無しさんが聞いた向かったのはビルスで、ビルスならウイスと長い間一緒にいるため、何かいいアイデアはないかと聞きに来たのだ。
「ん〜素直に言っちゃえば?」
『それができたら苦労しません!』
「逆に襲ってみるとか…」
『逆に?』
逆という発想がなく、名無しさんは聞き返した。
ビルスはめんどくさそうに質問も返すが、相談を聞いてあげてる時点で優しい人だと名無しさんは思っているのだ。
「そ!逆にウイスを襲ってみるんだよ。」
ふわぁ〜とあくびをするビルス。
その横で名無しさんは考えてみるが…
『…よく分かりません。どうやったらいいんですか?』
「ん〜例えばさ…。」
(ドサッ…!)
ビルスは横にいた名無しさんを押し倒した。
名無しさんはビルスに両腕を固定され、見下ろされている。
顔の距離が近いため、名無しさんの顔が赤くなる。
「こうやって押し倒せば?」
『ビビビビルス様!』
「簡単だよ…。」
にんまり笑ったビルスに目が離せない。
…というか、どうしようこの状況!
名無しさんは頭が混乱して固まっていた時…