壊れた本の一冊目。


□壊れた本の四ページ目。
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コムイ「…っとと、イノセンスを調べる前に君の腕を直さないとね。」


貴女「…。」


この時、アレイス・ウォーカーはアレンに対してご愁傷様としみじみ思ったのだった…。


アレンを連れて治療室へと入っていくコムイを見ては深く溜息をつき、額へと右手を当てる。


あぁ、これは神田に制裁を加えておかねば…と思ったアレイスだったのだった。


その日の夜、神田の叫び声が教団中に響き渡ったのは言うまでもない。


―――――


貴女「……お早う御座います、朝早くから筋トレですか?」


アレン「あ、姉さん!!お早う御座います。」


貴女「筋トレしてる所悪いのですが…リーが呼んでるので着いて来て貰えますか?」


アレン「解りました、シャワーを浴びてからでいいですか?」


貴女「はい、大丈夫ですよ。では部屋の外で待っているので終わったら出て来て下さいね。」


アレン「はい、ではまた後で。」


数分後、アレンが髪を乾かさずに出てきた。それを見た僕は持っていたタオルを頭にかぶせてやり、ワシャワシャと拭いてあげた。


貴女「……小さい頃から言っているでしょう、頭は必ず拭けと。」


アレン「ふふ…すみません、実は態とだったりします。」


貴女「……!貴方と言う子は…。」


この後、手を繋いで室長室に行く二人が茶化されたのは言うまでもない。
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