壊れた本の一冊目。
□壊れた本の四ページ目。
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貴女「失礼しますよ、リー。」
コムイ「あー、やっと来たね、其処に座っておいてー。」
アレン「……姉さん、真ん中へどうぞ。」
貴女「……もう仲が悪くなったんですか。」
目が合った瞬間に睨み合う二人は誰がどう見ても仲が悪いと思われるだろう。そう呆れた後真ん中に座った。
神田「それでコムイ。任務ってのは…」
コムイ「うん、今回はアレイスとアレン君、神田君の三人で行って貰うよ。」
神田/アレン「――!!」
貴女「……それで、目的地と内容は。」
コムイ「南イタリアで発見されたイノセンスがAKUMAに奪われるかもしれない。早急に敵を破壊し、イノセンスを保護してくれ。」
貴女「…解りました。南イタリアで発見されたイノセンスの保護…ですね。今から任務にいきますので。」
コムイ「あぁ、頼んだよ。それと…二人のお守りもね。」
貴女「解っていますよ、全く…手のかかる弟達ですね。」
アレイスは未だに睨み合っている神田とアレンを見ながらクスリと笑みを漏らして呟いた。
――――
アレン「あの…。」
貴女「なんですか、アレン?」
アレン「聞きたい事があるのですが…。」
神田「それより今は汽車だ!!」
トマ「お急ぎ下さい、汽車が参りました。」
アレン「でぇええっ!!これに乗るんですか?!」