HUNTER×HUNTER

□episode1
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瑠奈は学校からの帰り道、今日は何をしようか、と考えながら歩いていた。

「今日ハンターハンターの発売日だった!」

瑠奈は急いで方向転換をして本屋に向かった。

「瑠奈ー!!」

本屋のまえで瑠奈の友達の笑美が手を振っているのが見えた。

「笑美!どうしたの?こんなとこで!」

瑠奈は軽く手を振ると本屋に入った。

「瑠奈がそそくさと帰っちゃうからここかなって思ってきてみたのよ!遅かったわね?」

笑美はにこにこと瑠奈の後をついてきた。

「さっきハッと思い出して慌ててきたの(笑)」

瑠奈は新刊コーナーへ足を急がせた。

「な、ないいい!?」

今日発売日のハンターハンターが売り切れで肩を落として本屋を出た瑠奈は1日だめな気がしてならなかった。

「瑠奈!」

「なーに…?」

瑠奈は笑美を見た。

「これ瑠奈にプレゼント」

笑美は瑠奈の目の前に本屋の袋を差し出した。

「なに、これ?」

瑠奈が袋を開けようとすると、笑美は家へ帰ってからのお楽しみと開けさせてくれなかった。

瑠奈は笑美からもらった物が気になるので足早に家へ帰った。

「なんだろー」

瑠奈はワクワクしながら袋を開けた。

「これ…!!」

入っていたのはハンターハンターの最新巻。

瑠奈は嬉しくてすぐに笑美に電話した。

「お!その反応は袋開けたのね!」

「ど、とうゆうこと!?嬉しいけどどうゆうこと?!」

瑠奈は驚きと嬉しさで困惑していた。

「あたしが本屋に着いた時それしかなくてさ、他の誰かが買ってったらきっと落ち込むだろーなーなんて思って買っといたのよ♪」

笑美はえっへんと電話の向こうで胸を張る。

「笑美いぃ…!ありがとう!さっそく読んでくるね!」

そうゆうと瑠奈は電話を切って新品の本を開封する。

「あー、たのしみ♪」
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