HUNTER×HUNTER

□episode4
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二次試験が終わり暫く飛行船の旅らしくネテロ会長が話終わると各自バラバラになった。

「…シャワー浴びたいのよね」

瑠奈は1人シャワーのある部屋を探していた。

神谷とは別行動。

「あの個室にはないかな」

瑠奈が扉を開けるとそこにはギタラクルがいた。

「…」

バタン

瑠奈は条件反射で扉を閉めた。

(閉めちゃったよおいいい!やべぇよ絶対怒られるよ!)

ガチャ

「閉めるなんて酷いじゃない」

そう言うとギタラクル、否イルミは瑠奈の腕を引っ張り中に入らせ鍵を閉めた。

「ごめん条件反射でつい」

瑠奈は顔をひきつらせる。

「条件反射?瑠奈は俺のこと嫌いなの?」

コテンと首をかしげるイルミ。

「…いきなりだね、嫌いではないと思うよ」

瑠奈はイルミのコテンという仕草に胸を高鳴らせた。

「なに?まだ気にしてるの?」

「え、乙女の純情返して」

瑠奈は顔をしかめてイルミにデコピンをした。

「痛いよ」

「痛くないくせに」

そのまま二人は無言になった。

暫くして沈黙を破ったのはイルミだった。

「そう言えばなにしに来たの?」

イルミの言葉に瑠奈は思い出したかのようにハッとする。

「あ、シャワー探してたの」

「シャワーならあそこ」

イルミがシャワールームを指差す。

「…ありがとう」

そう言うと瑠奈はシャワールームに逃げ込んでいった。

「…全くあいつって何者なの?俺の心掻き乱したりして」

イルミは溜め息をつくと部屋を後にした。
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