HUNTER×HUNTER

□episode8
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試験会場から出たところで瑠奈の携帯に着信が入る。

表示を見るとイルミからだった。

『もしもし?どうしたの?』

「3日後くらいに家に来れる?」

『…ええ、行けるけど…どうしたの?』

「仕事の件も含めて話がしたいから、ほらトリックタワーで言った仕事の依頼だよ」

『ああ…分かったわ、3日後ね』

「家の場所は分かるよね?」

『パドキアのククルーマウンテンよね?』

「うん、大丈夫みたいだね、執事達には話通しておくからそのまま本邸まで来てもらっても構わないよ」

『…分かったわ、それじゃあね』

瑠奈は電話を切ると溜息をついた。

これからどうしようか。
3日後と言う事は今から列車を手配しなければならない。

『…仕方ない、電脳ページめくりに行くか…今行くとゴン達と遭遇しそうだけど』

まぁ良いかと元来た道を戻りながらパソコンを探した。

『あ、あった』

少し奥を見るとやはりゴン達が居た。

『…考えても仕方ないか、さてと…』

瑠奈は無言でパソコンを操作しはじめ列車を手配した。
一番早い時間のを取ったので今から向かわなくてはならない。
それはゴン達も同じだろうと思い話しかける事にした。

『奇遇ね、まさか本当にククルーマウンテンまで行くの?』

瑠奈はクラピカが操作してたパソコンの画面を見ると溜息をついた。

「当たり前だ!キルアを連れ戻すんだ!」

ゴンは敵意剥きだし。
レオリオは鼻の下を伸ばしている。
クラピカはなんだか居心地が悪そうだ。

『…私も仕事でククルーマウンテンまで行くの、列車も同じ時間だろうから一緒にどう?』

「…仕事でキルアの家に行くの?」

ゴンは?を浮かべた。

『そう、依頼があってね…そのミーティングに』

クラピカの顔を伺うと渋い顔をしている。
この顔見た瑠奈は神谷から仕事内容も聞かされたのだろうと悟った。

「…私は構わない」

クラピカはそう言う。

「…目的地が同じなら仕方ないね」

ゴンも渋々同意。

「オレも勿論OKだぜ!」

レオリオは喜んでいた。

『それならもう此処を出ないと列車の時間に間に合わなくなるわ』

瑠奈はゴン達に手招きをしながら歩き出した。
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