HUNTER×HUNTER

□episode13
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くじら島に着くとゴンの家の正確な位置が分からない為港に歩いた。
港へ出ると活気ある景色に瑠奈は深く深呼吸する。

「お?お嬢さん見ない顔だね!」

漁師であろう男の人が話し掛けてきた。

『ええ、先程着いたばかりなので…あの、ゴンくんのお家分かりませんか?』

「ゴン?ああ、ゴンも昨日帰ってきたばっかりだよ!その道をずっと登っていけばゴンの家だよ!」

『この道ですね、ありがとうございます』

瑠奈は一礼をすると教えてもらった道を歩き出した。
確かアニメで結構時間食ってたのを思い出して瑠奈は走りだす。
2時間くらい走っただろうか、すっかり空はオレンジ色だ。
すると一軒の家を見つけた。
円をするとゴン達の気配を感じたので歩く事にした。
家の前に着くと瑠奈はチャイムを探したが見当たらない。
そう言えばこの家居酒屋みたいなことやってるんだったと扉に手をかける。
すると後ろから声をかけられた。

「家に何かご用意ですか?」

振り向けばミトさんが立っていた。

『ゴンくんと義理の弟に会いに』

瑠奈はニッコリ笑う。

「お名前は?」

『瑠奈です、多分私の名前を伝えればすぐに飛んでくると思いますので私は下でお待ちしてますね』

「すぐ呼んで来ますね」

そう言うとミトは上へ上がっていった。
程なくして二人が飛んできた。

「瑠奈姉ぇどうしたの?!」

「瑠奈さん!良くここが分かったね!」

『二人共落ち着いて…、私さっき着いたばっかりで疲れてるのよ…』

瑠奈は椅子から立ち上がると二人の近くへ歩み寄った。

「瑠奈さんはキルアくんのお姉さんだったのね、全然似てないから気付かなかったわ」

ミトはニコリと笑っていた。

『私は義理の姉ですから、キルアのお兄さんと結婚したんです』

瑠奈もニコリと笑う。

「結婚って貴方まだ若いでしょう?」

『18歳です、私には家族居なかったのでこうゆう暖かい感じは初めてです』

瑠奈が笑うとミトは悲しい顔をしたが瑠奈は気に止めなかった。

「そうだ!瑠奈さん!上へ来ない?」

唐突なゴンのお誘いに瑠奈はミトを見た。

「どうぞ、上がってください」

ミトは階段へ瑠奈を招く。

『ではお言葉に甘えて』

瑠奈は一礼をして階段を上がった。
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