HUNTER×HUNTER

□episode20
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次の日、瑠奈が起きるとイルミはもう居なかった。
時間を見ても普段イルミはまだ寝てる時間。
こんな朝早くにどうしたんだろうと疑問を抱きつつも着物に着替えた。
顔を洗い目が覚めた所で急に扉が開いた。
ビックリして見るとイルミだった。

『あれ、仕事行ったんじゃ?』

「…昨日夜中にいきなり呼び付けられてさっきまで飲んでたの」

『誰に呼び付けられたの?』

「神谷だよ…過保護だなぁ神谷は」

『私の事?』

「そ、神谷が瑠奈と連絡全くつかないって言うから」

『え?』

瑠奈は焦って携帯を見ると神谷からのメッセージが何通か入っていた。

『ごめん、私のせいだこれは…』

「良いよ、割と楽しかったから」

イルミはそう言うとシャワーを浴びに行った。
その隙に瑠奈は神谷に電話を掛けた。

『夜中にイルミの事呼び出したんだって?全く過保護だなぁ』

「何日か連絡取れなかったから流石に心配になったんだよ」

『実はね、グリードアイランドってゲームに参加しててそれで連絡取れなかったの』

「ゲーム?」

『そう、ジンからの依頼でゴンの面倒見てくれってさ』

「なるほど、もうそんな時期だったのか」

『神谷も知ってたなら何で思い出さないのよー』

「忘れてたよ、ごめんね」

『まあ良いけどね』

「今度からは連絡取れなくなる時は連絡してよね?」

『はーい、過保護』

「しばきに行っていい?」

『ごめんって』

「じゃあこれから寝るからお休み」

『はいはい、おやすみ』

電話を切るとつくづく神谷は過保護だと思った瑠奈は何だか面白くなった。

「今の神谷?」

『あら、もう出てきたの?神谷だよ』

「なんて?」

『過保護だなぁって話して終わったよ』

「そう、なら良いや、オレはちょっとだけ寝るよ、1時間で起きるから」

『そう?分かったわ、おやすみ』

「おやすみ」

イルミはそう言うとすぐに眠った。
相当疲れたのだろうかと疑問を抱く。
今考えても仕方ないと考え思考を巡らすのをやめた。

『あら、依頼が15件もあるわ』

瑠奈は全てに返事をして準備を整えて瞬間移動をした。
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