HUNTER×HUNTER
□episode3
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2人は早速調理に取り掛かる。
「あー、どんな風に切るのかわかんないや」
瑠奈はがっくり肩を落とす。
すると後ろから手を握られ瑠奈の手が勝手に動く。
「え…」
後ろを見るとギタラクルの姿をしたイルミだった。
「カタカタ…女なんだから魚くらい捌けるようになりなよ…カタカタ」
イルミはそう言うと自分の調理台に戻った。
「イルミさん…」
瑠奈は俯いて赤面した。
それを神谷は横目で見た。
「先に会ったのは僕なのに…」
「神谷?」
瑠奈は神谷の顔を覗き込んだ。
「なんでもないよ、さ、持っていこう」
神谷と瑠奈はメンチの元へ料理を運ぶ。
メンチは瑠奈の料理をまじまじ見つめると口に運んだ。
「んー…もぐもぐ…食べれないことはないけど川魚の生臭さがちょっとダメねー、やり直し」
瑠奈は肩を落として調理台に戻った。
するとハンゾーとメンチの喧嘩が始まった。
「あーあ、アレでみんなダメになるのよね」
瑠奈は会場を出ると河原へ行った。