HUNTER×HUNTER

□episode6
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取り敢えず遠くまで走ってきた瑠奈。

辺りを見渡して水場を探していた。

『あ、この辺良いかも』

瑠奈は水場の近くで腰を下ろした。

『さて…どうやって探すかね、スタート地点で見張ってれば良かったな』

まあ仕方ないと瑠奈は溜め息をついて目を閉じた。

『しょうがないからコレっきりの念でも作ろうかしら』

そんなことを言って念を練り始めた。

『さーて、300番は誰かなぁ?』

結果は自分から東に3キロ離れてること、顔、名前まで分かった。

『ふーん?ジュンさん…ね?』

瑠奈は不敵に笑い立ち上がった。

そして勢い良く走り始めた。

『こっちだね』

円を最大限まで広げ走る瑠奈。

『ふふ…みーっけた』

そして絶をして近付く。

どうやら一人で行動しているようだった。

『ジュンさん、こんにちはー』

瑠奈は背後から近付き声を掛けた。

驚いたジュンは後ずさりで瑠奈から離れる。

「ど、どうしてココが分かった?!」

『生きている者の気配を辿ってきたのよ?それより、プレート頂戴?』

瑠奈は素晴らしい笑顔で手を差し出す。

「ふ、ふざけるな!」

ジュンは刀を出し戦う気満々。

『あー、やだなぁ…仕事以外で人殺すの』

瑠奈はニヤリと笑い消えた。

そう、トリックタワーで最後に殺った奴と同じように心臓を抜き取ったのだ。

「か、返せ…!俺の心…臓を…ッ!」

男は倒れた。

そしてプレートを奪った瑠奈は素早く木の上に乗った。

『…300番ゲット、ん?アレは…ゴン…?ああ、釣り竿の練習ね…』

後ろにはゴンがターゲットであろう人。

『道筋変えすぎるのも良くないよね、このままで居よう』

瑠奈は面白半分でゴンを追いかける事にした。

『んー、ヒソカの方に行っても良いけど…いいや、このままゴンの事見てよ』

ゴンはそうとも知らずずっと釣り竿を振っている。

『…よくあんなに振り続けてられるわね』

瑠奈は円を広げ木の上で横になった。

『少しうたた寝しようかな』

そして瑠奈は眠りについた。
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