HUNTER×HUNTER
□episode7
3ページ/7ページ
4次試験から3日後。
「さて、諸君らゆっくり休めたかな?ここは委員会が経営するホテルじゃが、決勝が終了するまで君たちの貸し切りとなっておる」
「最終試験は1対1のトーナメント形式で行う、その組み合わせは、こうじゃ!」
スル
「!!」
『…嘘…でしょ?』
瑠奈は愕然とする。
瑠奈の対戦相手が神谷だからだ。
「えー…こうなっちゃうのかぁ」
神谷もこれには困り顔。
『…私神谷とは戦えないよ』
「でも戦わないと受からないよ?」
瑠奈は苦い顔で神谷を見る。
『…でも私は…ん…?待って、順番を見て…私達には3回以上も戦う権利がある…、この一回戦…どっちかが負けを認めれば…』
「…僕が負けを認めるよ、戦っても瑠奈には勝てないから」
『…分かった』
「さて最終試験のクリア条件だが、いたって明確、たった1勝てば合格である!!」
「てことは…」
「つまりこのトーナメントは勝ったものが次々抜けていき負けたものが上に登っていくシステム!」
「この表の頂点は不合格を意味するわけだ、もうお分かりかな?」
「要するに不合格者はたった1人ってことか」
「さよう」
「しかも誰にでも2回以上の勝つチャンスが与えられている、何か質問は?」
「組み合わせが公平でない理由は?」
「うむ、当然の疑問じゃな」
「この取り組みは今まで行われた試験の成績をもとに決められている、簡単に言えば成績のいいものにチャンスが多く与えられてるということ」
「それって納得できないな、もっと詳しく点数の付け方とか教えてよ」
「ダメじゃ」
「なんでだよ!!」
と言いつつネテロは点数の付け方などを説明してくれた。
キルアはどうやらまだ納得いってないようだ。
「戦い方も単純明快、武器OK反則なし相手に「まいった」と言わせれば勝ち!ただし、相手を死に至らしめてしまった者は即失格、その時点で残りの者が合格、試験は終了じゃ、よいな」
「第一試合!瑠奈VS神谷!」