キャラと関わらずに済む方法は?

□6話
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根津「川田」
生徒「はい」

根津「栗原」
生徒「はい」

こんにちは
只今テストを返却されてます

根津「近藤」
生徒「はい」

根津「御坂」

あ、呼ばれた

貴「はい」

席を立ち、教卓の前に歩みでる

ピラ

無言でテストを渡された
今回は87点か……
褒められる点数でも貶される点数でもないな

特になにも言われることなく席へ戻った

根津「姫宮」
姫宮「はぁい」

確か姫宮 リリアは頭が良くなりたいとも願ったんだっけ
なら確実に100点なんだろうな

根津「よくやった。姫宮は今回も100点だ」
姫宮「ありがとうございまぁ〜す」

……褒めたよ
あの根津……名前なんだっけ?忘れたわ
ともかく、あの根津が生徒を褒めたよ
流石にちょっとビックリだ

……原作ではテスト返されるの名前順だけど、気にしたら終わりです

根津「沢田」
綱吉「はい」

あ、やっと沢田 綱吉だ

根津「ちっ」
綱吉「!?」

沢田 綱吉が根津の手からテストを貰おうとすると
根津が舌打ちをし、沢田 綱吉が伸ばした手をテスト用紙で弾いた

最低だなー根津のヤツ

根津「あくまで仮定の話だが……
   クラスで唯一20点台をとって平均点をいちじるしく
   下げた生徒がいるとしよう」

綱吉「あの…っ?」

あーウザ
『仮定の話』とか白々しいこと言いやがって……
なんであんなのが教師になれたんだ?
学歴詐称してるとはいえ、教師になれたのは奇跡に近いと思う

根津「エリートコースを歩んできた私が推測するに
   そういう奴は学歴社会において
   足をひっぱるお荷物にしかならない」

綱吉「(それって……)」

根津は性懲りもなくベラベラと喋り続ける

根津「そんなクズに生きている意味あるのかねぇ?」

綱吉「うわ―――っ!」

テスト用紙が捲れて26点という数字が露になる
それを見て沢田 綱吉は赤面した

つーかテメーが生きてる意味あんのか

生徒「見えた!」
生徒「わ 26点!」
生徒「やっぱダメツナか…」

26点という低点数を見て、生徒が笑いだす

沢田 綱吉は逃げるように席へ戻った

根津「次、鈴木ーっ」

綱吉「(くっそー 根津の奴本当にイヤな奴だぜ
    自分が東大卒だからって勉強ができない奴をいつもイジメるんだ)」

いやいや、それ嘘だから。本当は5流大卒だから
アイツが大学卒業できたってのも信じられないけどな
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