キャラと関わらずに済む方法は?

□3話
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貴「うーわー……本物だー…」

現在8時17分

ついに並盛中に来てしまった

これでも一応『REBORN!』のファンだからね
本物の並盛中を見てしまったら多少は興奮してしまう

周りの生徒達は当たり前のように
並盛中の校門を通過していく

ある人は友達と話ながら

ある人は本を読みながら

ある人は走りながら

皆、当たり前のように……

でも、これからはアタシもこれが当たり前になるんだ

貴「(あー……今更緊張してどうすんだ……)」

シ「《まあすぐ慣れるだろ》」

貴「《……ま、それもそうか》」

あ、今のは頭の中で喋ってたんだよね

なんかシアンが初日くらいはついていくって言って……
別についてこなくてもよかったんだけどさ

で、今シアンは姿を消している

だから会話は頭の中……テレパシーって言えばわかるか?

……さて、行くか

アタシは並盛中の敷地内に足を踏み入れた





貴「《……確かに入っちゃえばどーってことなかったね》」

シ「《だろ?》」

今教室……1ーAに居る
アタシの席は一番後ろの窓際だった

……漫画とかでは主人公の席って
一番後ろの窓際が多いよね……なんでだろ?

貴「《そんなにフラグ立てたいの……?》」

シ「《んー、まあな》」

貴「(フラグ立ててお前にメリットあんのかよ……)」

ふと窓の外を見てみる
特に何があるというわけではないが……

貴「(空……青いな……つーか快晴じゃん……)」

ぶっちゃけ晴れはあまり好きじゃない
まあだからと言って雨が好きなわけでもないが。

貴「(曇りが一番だ)」

晴れていると太陽が眩しい
雨だったら見るのは好きだが、外に出るときに傘が必要だ
荷物は少ないに限る。だから雨も嫌だ

でも曇りだったら太陽が隠れる。雨も降らない

貴「………」

ガラッ

先生「HR始めるぞー」

あ、先生入ってきた

………取り敢えず流れに身を任せるか……
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