Fanatical Night
□複雑
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散々はしゃいだ後、しばらくしてはるたむは眠りについた。
さっきまであんなに騒がしかった部屋が再び静まる。
(これで…よかったんだよね…)
私はなぜかあいりのことが頭から離れなかった。
(なんでだろ…別に私には関係ないじゃん…)
心の焦りを掻き消すように、ベッドに潜ってパソコンを開く。
(今日のことぐぐたすに投稿しよっと…)
『はるたむが私の【妻】になるらしいです。
こんなに可愛い奥さんなら大歓迎です。』
よし…こんなもんかな。
(あ、そうだ…。ひとこと付け加えよっと…)
『幸せにします。』
うん、これでおっけー。
(これを見てあいりはどう思うのかな…?)
(私に嫉妬してくれるのかな…?)
(でも……。そんなことないか。)
「はぁ…。」
ため息をついて、私はパソコンを静かに閉じた。