Changing
□相棒だから
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登校の途中、突然気を失い、目が覚めたら見知らぬ女の子がいて、姿がオオカミになっていて、その女の子と相棒として契約して…
たった1日でここまで何もかも変わることがあるんだなぁ。
カナタとの契約のあと、パピヨンが用意してくれた、質素ながら手の込んだ料理でお祝いをされた。
カナタのヤツ、ホントに嬉しそうにしてたな。
それだけ魔獣使いとして一人前になれたことが嬉しかったらしい。
師匠のじいちゃんも教え子が何とか一人前となったことを喜んでたみたいだ。
俺にカナタのことを頼むって言ってた顔は、さっきまでのとぼけた好々爺の雰囲気ではなく、本気のものだった。
パピヨンは…はしゃいでたな。
カナタのことも喜んでたけど、腕を振るう機会が持てたのも嬉しかったらしい。
ていうかアイツ、料理なんてできたんだな。10センチそこらの体で、よくあれだけ料理できるよなぁ…。ヘタレかと思ってたけど、ちょっと見直したかも。