Till when should I wait?
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「何か弁明でもあるか市丸、東雲や」
総隊長は私たちにそう問うたけど、ギンは悪びれも無く凡ミスや、と答えた
「…東雲は?」
「私はちゃんと止めました。怒られる理由は無いはずです」
「貴様っ!」
「…煩いな、貴女は黙っててよ」
私の態度なのか喋り方なのかわからないが、気にくわない砕蜂隊長が物凄い剣幕で怒ってる
正直言って面倒臭いの一言。
そんな他隊の隊長さんにハッキリと黙ってろなんて言うもんだから余計に私は他の隊長さんからも変な目を向けられて。
それをギンが
「勘弁したって下さい。華も謝らな…て、あらら」
と庇ってくれたときに、都合よく警鐘が鳴り響いた
仕方なく総隊長は私たちをお咎め無しで解放してくれて、二人で帰ろうとしたとき
「…随分と都合よく警鐘が鳴るものだね」
話しかけてきたのは五番隊隊長の藍染さん
「…よう分かりませんな言わはってる意味が」
「…それで通ると思っているのか?」
藍染さんは私たち、いや、ギンとすれ違いながらそう呟いて去って行く
「僕をあまり甘く見ないことだ」
それを奥で冬獅郎が見つめてたけど、私は敢えて黙っていた
藍染さんとの話にも触れなかった
ただ、黙ってギンの後ろをついて隊舎まで帰る。