薄桜鬼長編小説

□第3章
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山南「ところで、昨日の事ですが…」
千鶴「わっ私!何も見ていません!!」
長倉「え?確か、お前が総司と斎藤を助けたと聞いたんだが…?」
千鶴「ちっ違います!あのお二人と鬼龍さんがあの化物から助けてっ…あ!!」
原田「お前、根は良い奴なんだろうな…そこは悪くねぇんだけど…」
千鶴「私!誰にも言いません!」
私『(素直な子だなぁ…。)』
土方「鬼龍…と言ったな。お前はどうなんだ?」
私『私はしっかりと見ましたよ?羅刹が殺されるのも、沖田さんとつばぜり合いになったのも覚えてますし。』
土方「!?」
千鶴「…?…ら…せつ?」
斎藤「副長…この鬼龍と言う男、あの正体も制御の方法も知っているようで…」
土方「何!?」
私『後、千鶴ちゃんも殺すのは止めた方が良いですよ?』
近藤「…それは何故だ?」
私『…雪村綱道』
幹部「!!??

千鶴「何故父様の名前を?」
幹部「父様ぁ!?」
私『千鶴ちゃんは雪村綱道さんの娘さんだよ。(本当の娘では無いけどね…)』
山南「確かに…綱道さんの娘さんとなれば殺す事は出来ませんね…」
千鶴「ほっ…(良かったぁ…)」
土方「…問題はお前だ…鬼龍とやら…」
私『…。(でしゃばりすぎたーw)』←
土方「…お前は何者だ…?」

ふ…副長の視線が痛い…(´-ω-`)
…でも、真面目な話…私は『鬼』です。
と言って誰が信じる?斬りつけても
傷は治るし、ほとんどは傷痕もなくなる
ような体です。
絶対に信じないし、気味悪いと言うだけだ…

土方「もう一度聞く。お前は何者だ?答えねぇなら斬る。」
沖田「えー。土方さん。僕の時は止めた癖にー」
土方「黙ってろ!」
私『…。』
幹部+千鶴「…。」
私『…別に…斬ればいいじゃん。』
土方「…!?」
私『どうせ言ったって…誰も信じてくれないし。』
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