twin in heart world
□Disappearance?
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「やぁ、今日は大変だったみたいだね」
♥「ナイトメア…」
何もなくてなんでもある世界。夢
♥「疲れたから寝たいんだけど…」
ナ「君はちゃんと寝ているよ」
そうゆう問題ではないだろ…
ナ「君は…日本刀か…君らしいね」
腰から下げている物をナイトメアは見る。
その顔は少しだけ寂しそうだ。
♥「朝日とアリスを助けたいと思ったら形が変わった…」
ナ「それが君の願いだったんだろう」
私の願いか…
朝日を守る
それだけだ…
ナ「君は変わらないな…
疲れたんだったな…私はそろそろ出ていこう…素敵な夢を…」
目を閉じると沈むような感覚。
夢で目を閉じるというのもおかしいが…
でも怖くはない。
暖かい温もりが隣にあるから……
――――――
♥「ん……」
朝………
…じゃない昼の時間帯になったのか…
隣にいるのは寝癖のついた片割れ
。
昨日も一緒に寝た。
1人ひとつづつ自室は貰ったけど正直二人で一つでも十分、それでも余るぐらいの部屋だ。
朝日を起こさないようにベットを出る
部屋には昨日あんなにズタズタボロボロ血みどろにもなったのにも関わらず綺麗になった服が吊るされてる。
ご都合主義だな…
着替えて腰に相棒を下げる
カチっと音がなる事で実感する。
これは木刀ではない。
相棒であったもの。
過去系な筈なのに過去系に感じない。
むしろこっちの方がしっくり来ている気がする
違和感がないことに違和感がする
それに引っかかっているのは…
エース…
ハートの城の赤の騎士
初対面のはず、しかも最悪の出会い…
その筈なのに背中合わせに戦ったときのあの背中を、私は知っている気がする…
前にも背中合わせをして戦った事がある気がする…
前っていつ…?
何故…?
♥「嗚呼ー…」
部屋にいてもやる事はない。
朝日はまだ寝てる。
散歩にでも行こう。