twin in heart world

□Tea Party in the evening
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♡「うぅ…」




エ「なっ…泣くなよ…」








エリオットの部屋でエリオットのベットをジャックしている





♡「だってだって!!!月夜があいつに取られちゃう!!!」





エ「ちゃんとこの間、あの騎士を断ってウチに帰ってきたじゃねーか」





♡「でも…」






そう。
こないだ月夜のマジギレお説教を聞いた(正座)あとも騎士はしつこく月夜を迷子に巻き込もうとしていたが、月夜は断って帽子屋屋敷に一緒に帰ってきた


だが…




♥「次の次の夕方にビバルディにお茶会誘われてるからその後城で会えたらあんたの旅とやらに付き合ってあげてもいい」





♡「あぁぁぁ!!!!!




エ「うおっ!?

いきなり大きい声出すなよびっくりするじゃねぇか…」



ベットに寄りかかって座っているエリオットの耳がピーンと伸びる




♡「だってだってだって!!!」




ぎゅーぎゅーぎゅー




エ「痛てぇ痛てぇ痛てぇ!!!」



私悪くない私の目の前にそんな可愛い耳をだしておくのが悪いんだもん…



でも痛がっているので可哀想(おまえが言うな)なので耳を離して後頭部に頭を埋めて頭をホールドする形に変える



♡「ぅ〜!!!」




エ「!?!?




つつつっつーかあんたなんで俺んとこ来たんだ…?」





♡「え?」






いきなり話が変わる






エ「月夜が、散歩行っちまってるのは分かるんだけどよ


あんた門番たちとも仲いいし…相談事ならブラッドのなら頭いいからいい返事できるだろうし…」





♡「私、迷惑…?」




エリオットは働き者だ。


正直ここのファミリー、エリオット居なくなったら成り立たなくなるのでは…というぐらい。




ここ最近のエリオットの休みはほとんど私が押しかけて終わってしまっている



流石に迷惑だったかな…






反省モードになっていたらオレンジ色の髪一色だった景色がぐるんと変わる



エ「迷惑なんかじゃねぇ!!!





キーン!!!!!






こいつっ…!!!
人には近くで大声出すなとか言っておいて自分はいいのか!?


うさ耳じゃなくても耳がキーンってするよキーンって!!!!!




うぅ…耳が…





エ「あっ…すまねぇ…




でっ…でも何であんたは俺のところに来てくれるんだ…?」




困ったような顔でうさぎさんは私の顔を見る。







うーん…
何でエリオットのところに…




うーん







うーん?








♡「…なんにも考えてない」





エ「は?」







♡「なんにも考えてないか…な?







気づいたらエリオットのとこに来てる?






考えていたこともなかった?





エ「なんにも考えてないで俺のとこに来てたのか…?」





ポカーンと、まさに鳩が豆鉄砲食らったような顔だ








♡「あ…あはははは…」





から笑いしか出ない



やだなこの笑い方。どっかの誰かさん思い出す






エ「朝日!!!」



♡「うへほっ!?」




ぎゅぅぅぅぅ!!!!!





ぐっぐえぇ…




なんだなんだ!!!耳引っ張ったの根に持ってたのかこいつ!!!





口から魂抜けかけていたとき力がいきなり力が抜けて今度はキラキラとした笑顔でこちらを見ている




エ「それってなんにも考えずにも俺を選んでくれたって事だよな!?」




あ〜…




そうゆう考え方もあるのね。






♡「うーん?そんな感じ…?」




確かにエリオットの側は落ち着く。



ブラッドと一緒にいると何だか緊張?みたいなのがあるし、門番たちは別の意味で緊張(スプラッタ的なもの)があるし…太陽の匂い(たまに硝煙と、鉄の匂いするけど)のする休憩中のうさぎさんの隣はとても落ち着く。




エ「俺もあんたのこと大好きだぜ!!!」




おぉ…
私は好きとは言ってないんだけど…

動物的には《無意識の行動》とか《落ち着く》ってのは好きに入るのか




暖かく、安心するエリオットの腕の中でうとうとと、沈み込む思考の中、そんなことを思っていた
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