twin in heart world

□Old tale
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雲一つ無い青空。


遊び盛りの子供は…





「月夜!!!旅に出ようぜ!!!」



「だめ!!!今日は私とお菓子作るの!!!」



「こないだもお菓子作ってたじゃないか!!!そんなにお菓子ばっか作ってたら太るぜ!!」



「っ!!!そ…そんなことないもん!!!
それにこないだ月夜が作ったのほとんどエースが食べちゃったじゃない!!!」



「だっ…だって!!腹減ってたからしょうがないだろ!!!」



「しょうがなくない!!!だいたい旅っていつもの迷子でしょ!?一人で行ってきなさいよ!!月夜をまーきーこーまーなーいーでー!!!」


「旅だよ!!冒険が俺たちをまってるんだ!!だーかーらーいーこーおーぜー!!!」





うるさい




お前達はもう少し大人しくできないのか!!!



そしてよくお前は寝ていられるな




「うーん…」




ソファの上には恐らく12、13ぐらいの子供達が3人。




真ん中の藍色の髪の少女を取り合う金髪の少女と、茶髪の少年。






上から叱っているのやら呆れているのやら、複雑そうな顔で見ているのは真ん中の少女と同じ髪の男。
ユリウス=モンレー



「ユリウス…仕方ないわよ…



だって月夜、かれこれ2人に交互に付き合わされて10時間帯は寝てないわ…」





キッチンから出てきたもう一人の少女と同じ髪色の女性、アリス=モンレー





ユ「お前達は…」




「だってだって!!エースが月夜連れてっちゃうのが悪いんだもん!!」



金髪の髪の右側を赤いリボンでちょこんと縛った赤眼の少女朝日。



「違う!!旅から帰ってきて疲れてる月夜を休ませてやらない朝日が悪いんだ!!」

茶髪で短髪。腰にはその身には少々大きめの剣を下げた赤眼の少年エース。


ユ「どっちもどっちだ


まったく…お前達もお前達だが、月夜、お前もちゃんと断れ!!」





「ん〜…?あ〜…寝るの…忘れてた…」





両腕を反対方向に引っ張られぐらぐらと不安定に寝ていた

藍色の髪の左側を青いリボンでちょこんと縛った碧眼の少女月夜。



ユ「忘れるな



寝るのを忘れるなんて一体誰に似たんだ。」







ア&A&♡「「「あなた/ユリウス/お父さん、でしょ/だろ」」」








ユ「…なんでこうゆう時だけ意見を一致させるんだ…!!!

アリスまで!!!」








ア「いや…だってねぇ…?」


♡「うん。お父さんお仕事し始めるとさー」


A「寝るだけじゃなくてたまに食べるのも忘れるよな」





ユ「っ!!!」





♥「あと五時間帯…Zzz…」




A「あー!!!月夜寝るなー!!!」


♡「寝ちゃダメー!!!」



ア「寝かせてあげなさい








A「え」



♡「え”」



ゴンッ






A&♡「「痛っ」」





頭と頭を思いっきりぶつけられる…




石頭どうしは悶えるしかない







今日もモンレー一家は元気です
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