twin in heart world
□Here is wonderful wonderland
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暗い暗い闇の奥底………
???「大丈夫……朝日は………大丈夫……無事だ………」
声が聞こえる。
朝日…泣いてるんじゃないかな……
朝日にナイフを刺そうとした奴が見えた瞬間咄嗟に体が動いた。
左の、左の脇腹に異物が刺さった感触。激痛というか熱というか…
朝日に名前を呼ばれた次の瞬間いきなり浮遊感に襲われた。
そこからプツンと意識がとんで…
私死んだのかな…?
???「大丈夫…朝日…それに……も……無事だよ……」
誰の声だかわからないけどとりあえず朝日が無事ならいい…
???「…君は……自分の事にもっと興味を持った方がいいんじゃないか……?…」
ほっとけ
朝日が、無事ならいいんだ
???「君は変わらないね…」
変わらない…?
ってゆうかあんたは誰だよ……
???「それは…また次に合うときにしよう……そろそろ…目覚めの時だよ…」
勝手に消えんなよ
とりあえず…朝日が無事ならいいや…
暗かった意識がだんだんと浮上していく。
♥「朝日……」
「目が覚めたね兄弟」
「そうだね兄弟」
目を開いて一番最初に写ったのは赤と青。
♥「……………」
二度寝しよ。
「ああっ!!!僕らを無視したよ兄弟!!!」
「僕らを無視して二度寝したよ兄弟!!!」
うるさいな…
朝日は無事……
夢の声。
だけど何故か大丈夫だという確信があった。
今はダルイ…もう少し…
「僕たちがいないうちに侵入したのかな?兄弟?」
「それはまずいよね。減給されちゃうよ兄弟」
「休憩も減らされちゃうかもしれないよ兄弟」
「どうしようか兄弟」
「そうだね兄弟」
「証拠隠滅したらいいんじゃないかな兄弟」
「流石だよ兄弟」
「じゃ…」
ジャキン
ガキン!!!!!!!
「「!?」」
♥「うるさい…黙れ…」
隠さない殺気に気がつき隣を見るとあったのは愛刀の木刀。
それで斧を受け止める
「やるねお姉さん」
「すごいねお姉さん」
「でも木刀なんて切っちゃ…!?!?」
「なんで切れな…!?!?」
「「鉛入り!?」」
「そこまでだ門番たち。」
「すっげーなお前…」
声のする方を見ると
変な帽子を被った男と
…………………ウサギ?
の男がいた………
「そのお嬢さんは私の客だ
そして、お嬢さんにお客さんだよ。」
変な帽子の男の人の後ろから出てきたかげをみた私は
木刀に入っていた力を全力で払い
放り捨てて
「だっ!?」
「「朝日/月夜!!!!!!!」」
愛しの片割れに抱きついた……