twin in heart world

□Quarrel
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♥「朝日!?」



駆け出した朝日を止めようと椅子から立とうとした


ブ「待て月夜」




ピタッと動きが止まる。





ブ「今君に朝日を止める資格はない。エリオット行け」


エ「あ、あぁ…」



エリオットは走り出す




♥「っ!!」




ブ「門番達」




チャキ




ディ「ごめん月夜お姉さん」

ダ「ごめんね月夜お姉さん」





門番二人に斧で動きを封じられる。





ブ「今のは君が追い出したんだろう?」




♥「追い出してなんか…!!」




ブ「私はエリオットや朝日の言ったように確かに面白くはないが余所者の行動を縛りつけることはできない。ということが正論だと思うが?

それとも彼女が、君がいなければ何もできないお人形かなんかと勘違いでもしているのか?」





♥「っ…」



ディ「お姉さん…」

ダ「お姉さん…」



ディーとダムはもうとっくに斧を下ろしている





二人の頭に手を当て
少しなでて血の昇った頭を何とかしようと試みる





♥「…今日は部屋に戻って頭を冷やしてくる…」





ブ「そうしたいならそうしたらいい」




ディ「お姉さん大丈夫?」

ダ「悲しそうな顔してる…」




門番達は私よりよっぽど悲しそうな顔してる



♥「大丈夫…大丈夫…」

心にぽっかりと穴があいたような気分だ



不安そうな顔のディーとダムを抱きしめてみたけど埋まらない




ディ「お姉さん僕たちにできることがあったらなんでも言ってね!!」



ダ「僕たちは朝日お姉さんと月夜お姉さん達の仲直りの応援頑張るから!!」






♥「ありがとう」





二人の頭をもう一回なで、自室に戻る





初めて朝日の言うことを話も聞かずに否定した。




後悔は先に立たない





ブラッドに言われた時は否定したけど、私が追い出したも同然だ。



私は…



今はエリオットがついているし遊園地にはボリスもゴーランドもいる






未熟な私が守るよりよっぽど安心出来る守りであろう。



でも不安なんだ
何に不安なのか分からないけど




だから強くなりたかった



もう、てば…な…い……




急激な眠気に襲われた





ナ「すまないな…」






ナイトメア、お前の仕業か…





いいや、次の次の時間帯からは仕事だし今は寝てしまおう。





そしてナイトメアに八つ当たりをしてこよう…
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