未来への扉

□第3話・真実と現実2
3ページ/33ページ


『火か……
なら教えてやろう。
これが業火球の術だ。

そう言って彼は口から火を吹き出した。

私はそれを見て悟ったの。彼はうちは一族なんじゃないかって』

フガ『なんと!!!』

『そうよね。ビックリするわよね。私もビックリした。

だから彼に言ったの。貴方はうちは一族でしょって……

そしたら、いきなりクナイを突きつけられた。

お前、何者だってね。

だから私は正直に答えたわ。私は千手だけど敵じゃないって。

彼、困惑したように私を見てたわ。

だからね、彼に写輪眼を見せて、今までのことを話したの。

私は千手。でも、この眼を開眼した為に村から追い出されちゃったって……

彼はクナイをしまって言ったわ。

災難だったな……
良ければうちはに来ないか?って誘ってくれた……

ただ純粋に嬉しかった……

でもね、柱間や扉間、板間を思うと頷けなかったの。

それでも彼は言ってくれた。俺は諦めないって。

それから彼は時間が許す限り、私の所に通うようになった。

そんな彼を好きになるのは必然だった思う……』



次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ