未来への扉
□第3話・真実と現実2
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湊『ちょっと待って下さい。変ですよね…それ』
はぁ?
『何が?』
湊『木遁でツルを伸ばしたって言ってましたけど……それで普通は千手一族だと気づくんじゃないでしょうか?』
あっ……
それもそうね……
『ん……私は男じゃないからわからないけど、四代目、貴方が彼の立場ならどう思う?』
湊『……と言いますと?』
『水浴びしてた所に出会し、全裸で凄む女を前にして、冷静でいられるかって聞いてるの!!』
湊『!!!!』
『皆はどうなの?』
ぐるりと皆の顔を見回すと、彼等は一様に目を逸らす。
カカ『たぶんですけど……nameさんほどの美女の全裸を見て焦らない男はいないかと……』
あらカカシ君ありがとう!!
カカ『焦ってそこまで気が回らず、後になってアレって思ったんじゃないですか?』
湊『気づくと思うんだけど……』
カカ『その場で言及されてないってことは、後で思い出し、幻術と思ったのでは?当時普通に考えて、いきなり木遁を使い、一族を教えるようなヘマをする人が、なかなかいるとは考えないと思います』
貶されてるの私!!
さっきは褒めておいて、今度は谷底に突き落としかよ!!
カカシ君の馬鹿!!
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