未来への扉
□第3話・真実と現実2
1ページ/33ページ
猿『しかし姉様…当時の時世で、そう簡単に忍術を教えてくれるものなのでしょうか?』
『まぁ…それは…私が脅したから……かな?(笑)』
『『はぁ?』』
いや……
そんなに驚かなくても……
『だってさ…私が水浴びしてたの見たのよ?。私の誰にも見られたことのない柔肌を見たんだから、忍術くらい教えて当然でしょ?』
猿『……因みに何と脅しを?』
『ん、嫁に貰うか、忍術教えろってせまった!!』
猿『見ず知らずの人にせまるなどと!!』
『だってさ…スッ〜ゴい男前だったのよ?ここで逃してなるもんか!!って思うじゃない?』
猿『……して…そのあとは?』
猿は頭を抱え、絞り出すかのように声を出した。
どうやら私の話は理解できないらしい。
まあ、男に話してわかるとは思わないけど……
湊『でもその男、変じゃありません?断って逃げれば済むことですよね?』
たまにはマトモな事を言うのね。四代目……
『もちろん彼は逃げようとしたわ。でも……私が逃がすわけないでしょ?』
湊『いや…ですが、まともに忍術はできなかったと……』
『うん言った。でも初歩的な木遁を使ってツルを伸ばしでグルグル巻き(笑)
それからこう言ってやったの……
逃げたら地の果てまで追っていくってね(黒笑)』
・