討鬼伝

□ただならぬ関係?
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相馬「何故、俺を誘わん。」


あ、ブスくれた顔した相馬さんも珍しいッスね!いつも不敵な顔が拗ねてるとなんだか幼い顔に見えるッス!


かなた「え?あ〜……誘っても良かったんだけどその日は相馬、富嶽と一緒に参番隊の皆と呑んでたからねぇ。邪魔できないし。」


富嶽「ああ、あの日か。」


相馬「確かかなり盛り上がってしまって九葉殿に叱られた日か。」


いい歳して何やってるんスかね?ιι


かなた「九葉殿に叱られたって……確か相馬は三十は過ぎてたよね?ι羽目を外しすぎるのは良くないよ?富嶽も私と同い年なのに……ιι」


美麻「え?ΣΣええ⁉ιι相馬さん三十路過ぎてるんですか⁉逆に富嶽さんは隊長さんと同い年⁉ι」


見えない‼全く見えないんですけどーー⁉ι


かなた「そうですよ〜相馬さん実はおじさんなんだよ〜(笑)」


相馬「誰がおっさんだ!」


首根っこ掴まえてグリグリと頭に拳を当てる。あ〜…痛そうッスね!ι


かなた「きゃぁぁ痛い痛い痛い痛い‼ιιι富嶽助けてーー‼」


何とか相馬さんの腕から抜け出て富嶽さんに抱き付くかなたさん。体格差が大きすぎて子供を抱っこしてるように見える。


富嶽「おおっ!おいこら、あんま引っ付くな‼ιι///」


赤くなって引き剥がそうとする富嶽さんは意外にも照れているようだ。


かなた「やだーー‼こんな時にしか富嶽の筋肉触れないもーん‼」


スリスリと富嶽さんの身体を器用に移動してギュウウとその腕にしがみ付く。するとピキッと何故か相馬さんに青筋が浮かんだ。あれ?これはまずい?ιι


富嶽「お前、女が簡単に男に引っ付くな‼ι少しはこう、恥じらいを持ってだな‼」


かなた「恥じらいって何よ‼富嶽ったらいつもそう!私が禊に出会したらすぐに女が〜……って!大体、襦袢を着てるんだし、そう恥じらいを持つほど⁉」


美麻「恥じらいましょうよ‼そこは!ιι襦袢が濡れて肌に張り付いて身体の線が見えるんッスよ⁉ιかなたさんはボンッキュッボンッってしてるけど私みたいなのは同じ女同士でも恥ずかしいですよ⁉ι」


白い襦袢は濡れれば肌が何となく透けて見える。そんなものを同性でも恥ずかしいと思うのに異性となんて本来なら考えられない‼


正直、その辺りはかなたさんの感覚を疑うッス!ι
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