忍たまの部屋
□一年の私と六年の私3
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その頃、一年生の乱太郎はというと
き「おい、これって乱太郎だよな?ι」
し「どっからどう見ても乱太郎だよ。懐かしいね。」
喜「ほんと、可愛い!」
団「いや、しんべえ喜三太そうゆう事じゃないよ!?ι確かに懐かしいし可愛いけどそーゆう事じゃないよ!?ι」
虎「団蔵も落ち着けよ。ι」
三「ねぇそれより乱太郎ずぶ濡れだよ?このままじゃ風邪引くよ。」
兵「じゃあ取り敢えず僕の着物でも…」
庄「兵太夫のはカラクリ仕掛けだろ?乱太郎には危ないから駄目だ。それより適任者に任せよう。」
全「適任者?」
伊「乱太郎、ほらこっちにおいで。上の着物を脱いでね?あ、前掛けは着たままでいいから。」
見ると伊助はさっさと乱太郎を確保して一年の制服を脱がせてそれを絞り、乱太郎には自分の制服を被せていた。
金「成る程、適任だ。」
全「流石、は組の『おかん』だ。」
全員が納得している中、当の乱太郎は困惑気だ。
乱「あ、あのこれは一体…六年生の制服を着ているけど貴方達のような先輩は見たことがないのですが…ιそれに私、は組の皆と裏山で夜間訓練をしていたはずなのに…ιι」
ひたすら状況を整理しようと無い頭を捻ってるが答えは見付からない。
き「乱太郎、俺がわかんないの?ほら俺の顔よく見て?」
綺麗な黒髪を腰まで伸ばしている男がそう言うと乱太郎の小さな頭を掴み、額を合わせる。
乱「えっ?あの、ちょっと…////ιι
(うわ〜綺麗な髪。それに顔立ちも立花先輩並に美人さんだ。)」
突然のことにただただ視線をさ迷わせるだけでなかなかこちらを見ない乱太郎に苛つきデコピンする。
乱「Σふぎゅ!?ι」
き「乱太郎ちゃんと俺を見ろよ。お前の親友きりちゃんだぞ?」
それに額を押さえながらポカンと呆ける。
しかし徐々に意味を理解して叫んだ。
乱「えっ?ええっ!?ιきりちゃん!?ιきりちゃんってきり丸!?ιえ?なにこれ夢なの!?ι」
庄「乱太郎、混乱はわかるけど落ち着いて。僕らがわかる?」
ポンッと肩を叩くのは
乱「も、もしかして貴方はしょ、庄左ヱ門?」
庄「うん。乱太郎、何があったのか教えてくれる?」