らんま1/2夢の部屋
□呪泉卿の呪い?
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改めまして早乙女親子は天道家の面々に挨拶した。
早「改めて紹介しよう。こちらがお父さんの親友の」
玄「私が早乙女 玄馬。これが息子の…」
乱馬「乱馬です。」
乱馬が声を発するだけであかねは乱馬を睨み、あさぎの背中に隠れていた。
な「どうゆうことなの?」
か「貴方、本当にさっきの女の子なの?」
俄には信じられないが、この男の子はさっきの女の子の乱馬だと言う。
玄「う〜む、何から話すべきか…とにかく…てい!」
乱「Σどわっ!」
玄馬は乱馬を庭の池に放り投げる。ドボンと水音をたててブクブクと少し沈んでいたが、ザバァッと上がったのは一回り小さい先程の少女。
乱「なにしやがる!」
な「へ?」
か「…女になった…」
玄馬は乱馬な目の前に立つと涙を流している。
玄「ああ…我が息子ながら何度見ても情けない姿…」
しかし乱馬は玄馬の背後に立つと、躊躇なく父も池に落とした。
ドボン
ザバァッ
乱「人のこと言える立場かよ。」
池から現れたのは玄馬ではなく、最初に乱馬を担いで入ってきたパンダ。つまりこれが玄馬のもう一つの姿だ。
か「お父さんの友達って変わってるのね。」
あさ「変わってるのね、で済ませるかすみおねーちゃんって時々カッコいいと思うわ。」
早「わしもまだ詳しく話を聞いてないが…
こうなったのは中国での激しい荒行が原因らしいのだ。」
つまり要約すると、中国語の読めない玄馬は詳しい内容を知らずに乱馬とガイドの3人で
危険と云われる伝説の呪泉卿という沢山の泉がある修行場に行ったのだ。
泉にはそれぞれ悲劇的な伝説があり、玄馬は二千年前、パンダが溺れた泉に落ち、乱馬は千五百年前に若い娘が溺れた泉に落ちた。
以来、泉に落ちたものは皆それぞれ悲劇的な伝説にもとづいた者に姿が変わるというのだ。
シーン
暫しの沈黙。
早「伝説の修行場、呪泉卿…その真の恐ろしさは謎とされていたが…」
乱「くっ…何が真の恐ろしさだ…」
プルプルと怒りに震え乱馬は玄馬に掴みかかる。
乱「やい、くそ親父!よくもあんなフザケた所に連れて行ってくれたな!」
あさ「確かにフザケた場所よね。」
しかし流石は乱馬の父だけあって玄馬は乱馬の手を簡単に払い『うりゃっ!』とまたしても池に放り投げる。
ドボン
玄「女々しいぞ乱馬!修行の為なら命を捨てる覚悟ではなかったのか!?」
『プハッ!?』と乱馬は顔を出すとまたしても怒りに震えていた。
乱「命は捨てても…男を捨てるきはなかったわいぼけーーーー!」
バシャンとバケツの水を玄馬にぶっかけた。
パンダとなった玄馬と激しい攻防を繰り広げている早乙女親子に早雲は涙を流している。