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□赤ずきん?被って。
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「おい待て!!•••ってここは•••」
 小さな山小屋に着きました。
「俺の家•••だ。」
 狼の家みたいです。狼がドアを開きます。中に居たのは気持ちよさそうに寝ているおばあさんと赤ずきんちゃんでした。
「なんで•••寝てんだこいつ?」
 三徹帰りだったらしいですから。今のうちに食べちゃいます?
「いや•••どうすっかな•••」
「ふわぁあ•••あ、おはようございます•••?」
 起きちゃいましたよ?
「気持ちよさそうに寝てたな。」
「•••なんでここに•••ってお前の家だなここ。」
「あぁ•••」
「••••••」
「••••••」
 何で無言!?付き合い始めたばっかのカップルですかあなた達。
「いや•••食う気失せたしどうしようかと•••」
「おばあさんまだ寝てるしな。」
 あの舌なめずりはなんだったんですか•••
「だってシナリオにそう書いてんだよ。」
 もうシナリオとか言ってる時点で設定崩壊ですよ•••
「もう気にしなくてもいいのか?」
 いいんじゃないですか?こっからどうなろうとぉ。
「じゃ、じゃあよその•••もうちょい居てくれねぇか?その•••おばあさんもまだ寝てんだろ?」
「ん、別にいいけどよ。」
 •••狼さんガッツポーズ自重。
「うるせぇな。いいだろ。」
 赤ずきんちゃん逃げてー。狼さんに襲われちゃうよー。
「いやいや大丈夫だからな!?逃げるなよ!?そういう趣味でもねぇよ!?引いてくなよ!?」
「この天の声は初っ端から襲うだの言ってたじゃねぇかよ。狼より狼らしいよ天の声。」
 •••赤ずきんちゃんは迫りくる狼から身を守れるのか!
「迫らねぇよ!?」
 次回につづく!!
「「つづかねぇよ!?」」
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