短編
□夜が明けるまで
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『……っん…っ!や…っも…きす…けさんっ』
「こらこら、そんなに腰ふっちゃって…ヤラシイですねぇ、瑠璃サン』
自分の太ももに座り、顔を真っ赤にして喘ぐ瑠璃に喜助はにんまりと口の端を吊り上げた。
『…ふ…っから、だ…っあつい…っ』
「ダメじゃないですかぁ、まんまと毒を飲まされて…。アタシが敵だったら瑠璃サン死んでたんスよ?」
『だって…っただの、お茶って言った…っんっ』
「当たり前でしょ。敵さんがはいこれは毒です、って差し出すと思います?」
『でもっ!今は…喜助さ…ん、だからっ!』
じっと涙目に見つめる姿が無性に欲を煽る。
「ハァ…。アタシのこと信用しすぎですよ…。ま、敵さんの手にかかることはないと思いますけど。アタシがいる限り」
『ど…いう…ふぁ…っ!やっ!みみ、やだぁ…っ!』
耳を軽く撫でてやるとびくんと跳ねる瑠璃サンの身体。ぎゅう、と自分のシャツを懸命に握りしめ、耐える姿が可愛らしい。
「よかったですね、入ってたのが媚薬で」
媚薬、と聞いた瞬間瑠璃サンの身体がぴくんと反応した。じっと非難を含む目で喜助を見つめる。
『さい、てい!…っあ!』
「その最低な薬に惑わされているのは誰ですかね?」
最早下着越しでもわかるくらいショーツが濡れている。しとっとしたショーツがズボンに擦れてズボンにまで軽くシミを作る。
「ほら、アタシのズボン汚しちゃって…」
ぐり、と太ももで秘部を擦るように動かせば、んっ!と可愛らしい声を上げて悶えるように肩で息をする。もう、アタシ自身も限界です。…でもまだ我慢。
『喜助さんのば…かぁ…っはやく…シて…っ!』
ぎゅう、とアタシの胸に顔を埋め込みおねだりする瑠璃サンに危うく理性が吹っ飛びそうになる。
「そうっスねぇ…じゃあ、瑠璃サンに今日はシてもらいましょうか」
え?と彼女が聞き返す前に瑠璃サンを身体の上に乗せて横になる。
「ほら、いつもアタシがしてることをすればいいんスよ」
そう言ってやると暫く迷っていたが理性がもうはち切れそうなのか、おずおずとアタシに口づけをしだした。
チロチロと不慣れな舌の動きがより一層欲を煽る。耐えきれずお尻を撫で上げれば顔を離し、倒れこむように胸に顔を埋める。
「どうしました?もう終わりでいいんスか?」
意地悪く尋ねるときっと顔を真っ赤にしながら睨みつける。アタシの服を脱がし、胸の突起に弱弱しく吸い付く。
「…ちゃんと下も触って?」
なかなか下にこない刺激に待ちきれず、手を引いて下のモノを握らせる。
『…っおっきい…っ』
「瑠璃サンの毒がうつっちゃったんですよ…どうするんでしたっけ?」
催促するように言えば真っ赤になりながら手でしごき、躊躇いながらそれを口に含む。
『ん…っ!ん、んぅ…』
「…いい眺めっスねぇ」
お世辞にも巧い、とは言えない舌遣いに更にモノが大きく膨張する。はち切れんばかりのそれ。…もう、限界っス。
「いいですよ、瑠璃サン…。じゃあ、こっちにいれましょうか?」
そう言ってショーツの中に手を這わすと、解す必要もないくらいトロトロになっていた。始めから三本一気に指を挿入すると腰を大きく逸らせて反応する。
『っああっ!…んあっ!ふ…っ!にゃ…っ』
「聞こえます?」
ぐちゅぐちゅ、とわざと音の鳴るようにかきまぜてやれば、更に顔を赤くしてきゅうきゅうと指を締め付ける。
『あぅ…っも、いいよぉ…っ』
指を引き抜き、そっと秘部にモノを宛がう。予想してなかった動きにびくっとモノが反応する。
『んっ!!!ぁ…っ!は…っ!』
ぐっと一気にモノを奥まで突き刺す。急な刺激に思わずもっていかれそうになるがなんとか堪える。
瑠璃サン自身も思った以上に刺激が強かったようで、腰を痙攣させ必死にその感覚に耐えている。
…可愛すぎます。
その姿だけで今日一晩もちますよ、アタシ…。
きゅうきゅうとアタシ自身を締め付けながら腰をふり始める瑠璃サン。
『あっ!ふぁっ!!は…っき、すけさ…っ!キモチイイ…っ?あんっ!』
「あ、ちょ…っ!」
耐えきれなかったのかびくびくと身体を震わせ達する瑠璃サン。その急な強い締め付けに思わず中で達してしまう。
『はぁ、ぁあ…っは…っ』
「あーあ…中に出しちゃった…。ま、いいか…」
ぐっと瑠璃サンを下にして、獣のような目で瑠璃サンを見つめる。
「…てことで、責任とってくださいね。今夜は寝れると思わないでくださいよ?」
『っふあああ!ああ!』
勢いを取り戻したアタシ自身をぐっと奥まで突き刺す。
夜はまだまだ終わらない。狂ったように喘ぐ瑠璃を見下ろし喜助は不敵に笑った。
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