ベ テクファト・ハ ミクラ(完結済)

□ベリットハダシャー4
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翌日の夕方、俺が例のオアシスに行くと、鳩はそこにいた。
「お待ちしておりました、アレフさん」
そう言うと、鳩はこう続けた。
「実は私どもはアダムから抜け落ちた羽が変化したものなのです」
「ああ、俺もなんかお前らから特別な気配を感じていた。で、ノエルからのことづてとは?」
「私どもを、聖霊としてお使いくださるようお願いします。また、その後も私どもはあなたに仕える所存です」
そういうわけで、このオアシスの鳥は俺の仲間になった。
 

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